奥ノ院から後山

 5/4は後山へ。奥ノ院へのルート(行者参道)は以前途中までしか歩いていなかったので行ってみることにした。
 11:45 駐車場を出発。直ぐに休憩所があり更に少し歩くと林道レベルの道に出る。林道終点から山道となる。気持ちのよい沢沿いの道で修験の道といった感じではない。植物観察も兼ねているのでゆっくり登る。昨日は熊山を歩いたが流石に疲れが溜まっていて辛かったが今日は大分回復したようだ。途中から女人禁制となり、最後は沢を離れ登って行くと奥ノ院(行者堂)に着く。
 12:55 奥ノ院着。奥ノ院と言うことで小さな社があるだけかと勝手に思っていたが城のような石垣の上に立派なお堂が建てられていて驚いた。その行者堂の前に立つと後山山頂を望むことが出来た。暫し行者堂で休憩していると奥へ踏み跡があるようなので時間があるし歩いてみることにした。踏み跡は斜面をトラバースするように続いているので横へ横へと進んでいたら上からガサガサと音がするので「鹿?熊?」と警戒したら人が降りてきた。「こんな所で人と会うとは思わなかった」と言われたが、それはこちらも同じ(笑)地元の方のようなので登山道に出られるか訊いたが、登山道のことはあまり知らないようで要領を得なかった。さらに横へ進むと尾根のような所に出て、笹藪の中に踏み跡があり辿ると植林に出た。この辺りは間伐もされ下草も無いので尾根を上へ上へ登る。途中で登山道へトラバースしても良かったが植林が続く間は上へ行ってみる。しかし、次第に尾根上が植林と自然林(藪)との境目になりネマガリダケが邪魔するようになる。そして、稜線まであと100m強くらいの所で植林も終わりネマガリダケの藪になった。来た道を下り登山道へのトラバースポイントを探すか、このまま突っ切るか迷ったが、あと100m程なので突っ切ることにした。これが何百mもあるなら藪漕ぎは止めるところだが、GPSで位置確認したうえで判断出来るのは改めて有り難いと思う。しかし、思った以上に猛烈な藪で最後の50mくらいは1、2m進むのにかなりの時間を要した。
 14:06 稜線に飛び出す。兵庫県側の鍋ヶ谷林道への降り道の少し下に出たようだ。身体はゴミだらけ、ズボンは破け藪漕ぎの代償は少なからずあった。身体が落ち着いたところで後山へ。
 14:26 後山山頂に着く。山頂には新たに「宍粟50名山」の山頂標識が立てられていた。山頂からは三室山や氷ノ山を望むことが出来た。お天気は曇りだが時折日差しもあり雨は降りそうにない感じ。藪を漕いだら俄然やる気が出てきたのか(笑)折角だから駒の尾山まで行くことにした。
 15:33 駒の尾山着。今年1月深い新雪の中を登り、駒の尾山荘の犬がお供してくれたことを思い出した。沖ノ山、東山、那岐山などの展望を楽しんだ後舟木山へ戻る。
 16:13 舟木山手前の分岐まで戻る。そこからの下り、隣の尾根へトラバースポイントをチェックしながら降りる。標高1200m辺りより下は植林が間伐され下草も無いので、この辺りをトラバースすれば谷も深くないので良いのではないかと思われた(実際に歩いていないので判らないが)。沢まで下り、そこからはキャンプ場への道を降りてみる。最初急な斜面のトラバース道でちょっと危ない場所もあるが巨岩や滝もあってなかなか面白い。トラバース道が終わるとキャンプ場へ偽木の階段道となる。上へも植林の中へ作業道が続いているので1136mピーク辺りに出られるのかも知れない。
 17:32 キャンプ場まで降りる。行者参道への道を忘れていて、そのまま広域林道まで降りてしまい駐車場まで上り返すことになった。
 18:05 駐車地着。予定は奥ノ院までだったが弾みが付いて、結局、後山〜駒の尾山も歩いてしまった。

これより女人禁制

行者堂の石垣

行者堂

植林に出た所

稜線に出る

後山山頂

駒の尾山から望む舟木山、後山

駒の尾山山頂

キャンプ場への道

キャンプ場上端から望む日名倉山と田園風景

ワチガイソウ

ウワミズザクラ

GPSデータ

緑色:PhotoMate887
黄色:i−blue747