5/8 穂見山(ほのみせん) 鳥取県智頭町

GW最終日も朝起きてから何処行くか検討。地図を見ていて穂見山が目に留まる。ずっと昔から登ろうと思いつつも登山道も無いので登らず仕舞いだった山です。最近下から眺めて山頂から下へ禿げた部分があって、あそこを登れば楽に登れそうだと思っていたので行ってみることにしました。

R53から穂見の集落へ上がって行くと丁度田植えをやってました。舗装路終点まで車で上がる予定でしたが、少し手前が工事中で通行止めのため、工事区間の手前に駐車して行動開始。登って行くと程なく舗装路終点。右は「山陰増殖保存園」という杉やヒノキの原種、交配種の苗木を育てている施設のよう。左は穂見山林道。左の林道へ入って直ぐの所に林道分岐があり「登山口」の標識がありました。期待していなかったのでこれはラッキー。指示に従い右の林道に入ります。頂上に向かって直線的に登って行くと、また林道分岐。先ずは左の道を確認しようとUターンするように左に進むと最初の曲がり角に「登山口」の標識があり、こちらが正解でした。
登山口からは1つの尾根を直登するようです。明るいアカマツ林の中、下草も無い尾根上を登ります。半分を過ぎた辺りで展望が開けた場所があり、尾根の左右の谷筋を眺めると、下から見て禿げていた部分でした。植林を伐採した跡かと思いましたが、元々木が無い部分で、しかも下草も生えていない場所でした。尾根の左右の斜面も全く下草が無く、シカの食害によってそうなったのかも知れません。そこからは更に斜度が増し、滑らないよう一歩一歩慎重に登り稜線へ。
稜線に出た所のピークからは右へ少し下って登り返すと山頂。少しは藪漕ぎがあるかと思ってましたが、全く無かったのは予想外でした。山頂の東側は直下まで植林なので展望は有りませんが、西側は開けています。那岐連山や篭山など近くの山は見えましたが、黄砂の影響で大山など遠くの山は見えませんでした。
当初は往路を戻る予定でしたが、全く下草が無い状況を見て予定変更。北西へ伸びる稜線を降り、穂見山林道の終点に出ることにしました。予想通り下草も全然無い快適な尾根歩きで、尾根の分岐点だけ注意しながら降りました。林道終点の丁度真上に来ましたが、降り道は確認できなかったので、適当に降りることにしました。かなりの急斜面で転げ落ちないよう慎重に一歩一歩降り半分くらい降りた所でやっと林道が見え一安心。後は林道を帰り駐車地へ。

藪漕ぎも覚悟したいただけに拍子抜けなくらい簡単に登れる山になってました。昔とは随分と状況が変わったのかも?

舗装路から望む穂見山

舗装路終点。左の穂見山林道へ入る。

林道分岐。「登山口」の案内に従い右の林道へ。

尾根取付き点

尾根の途中から山頂方向の眺め

禿げた部分

稜線に出た所

山頂

山頂からの眺め

林道終点に出る。

トラックデータ