4/23 上山高原から扇ノ山〜仏ノ尾往復

 扇ノ山の「残雪と新緑のブナ林」、この景色は毎年眺めたい景色の1つ。今年は雪が多かったけどどうだろうかと、その下見として今回は行ってみました。
 上山高原、山歩きやトレイルレースで何度も訪れていますが、海上から車で上がるのは初めて。山焼きがされているので、そのために除雪されているということかな?8:15に出発。車道は所々雪が途切れる所があるのでつぼ足で進みますが、しんどくなったので取付き点からはワカンを履きます。おニューのスノーシューを試そうかと思いましたが、これは来シーズンのお楽しみにしましょう。植林を抜け稜線に出ると何時ものブナ林。大ズッコや扇ノ山北斜面辺りはまだ2m前後の残雪があるので、今年は「残雪と新緑のブナ林」を楽しめそうです。GW終盤かその翌週辺りかな?
 1時間50分程で山頂に着く。茨城県から来たというご夫婦が登って来られていて、思わず「えっ、イバラギから?」と言ってしまいました。「イバラキ」でしたね(笑)300名山を巡っておられるそうで、九州、四国、中国と巡り扇ノ山が最後だそう。ふるさとの森から登ってこられとのこと。暫しお話した後、この後どうするか検討。まだ時間もあるので青ヶ丸に久々に登ってみようと行ってみることにしました。先ずは畑ヶ平へ降ります。扇ノ山東面のブナ林は大木も多いので一番のお気に入りの場所です。今回は一面雪が残っているのでルートファインディングする必要なく適当にダラダラと降りられるのが良い。
 畑ヶ平からはしぶき山という小ピークへ。こちらは所々藪が出ていて山頂も雪は大分解けていましたが、1か所反対側へ入れる箇所がありました。そこからは青ヶ丸、仏ノ尾の中間にある1144mピークへ。1144mピークのブナ林とその先に見える仏ノ尾の景色がなかなか。青ヶ丸へは所々藪も出てそうなので、第一候補は青ヶ丸でしたが、仏ノ尾へ変更。その仏ノ尾も山頂への上りでは所々雪も解けていました。鹿の糞が多数あり、ネマガリダケも後退している感じで、ここもそのうち下草の無い何処でも歩ける山にされそうです。山頂へは丁度4時間で到着、距離も丁度11km程でした。山頂からは氷ノ山〜鉢伏山の眺め、東側はトレイルレースで走った林道が白く繋がっていました。
 仏ノ尾で暫し休憩したら、来た道を戻ります。お天気は快晴、雪面からの照り返しで今日も既に顔がヒリヒリ。帰りは疲れもあり3時間近くかけて扇ノ山まで戻る。誰も居ない避難小屋で30分程休憩、朝は見えていなかった大山がシルエットで見えていました。茨城の方にも見せてあげたかったですね。泊り掛けで来ていれば綺麗な夕景が楽しめそうです。仏ノ尾へ行っている間に多くの人が訪れたようで沢山足跡が付いていました。帰りは河合谷の登山口方面へ降りてみましたが、こちらはまったく除雪されていない様でした。上山高原へは17時20分に帰着。距離23kmちょっと、よく歩きました。
地図

上山高原

除雪終点

車道から望む扇ノ山 まだまだ真っ白

扇ノ山北斜面

山頂もまだ2m近くの残雪

扇ノ山山頂から青ヶ丸、仏ノ尾を望む

扇ノ山東側のブナ林から山頂を見上げる

しぶき山山頂

1144mピーク手前から望む仏ノ尾

仏ノ尾山頂

仏ノ尾から望む氷ノ山〜鉢伏山

仏ノ尾山麓の畑から望む扇ノ山

避難小屋から望む大山

展望所から望む大山

日も傾いて来ました