扇ノ山

 3/21は扇ノ山へ。2/15に姫路から登れなかった(詳細は東山のレポート参照方)ので、それではと反対側の兵庫県側から登ることにした。兵庫県側だと海上からか菅原からということになるが、海上からだと距離が遠いし、海上〜上山高原間は歩いたことも車で通ったこともないので、車で通ったことのある菅原から登ることにした。
 自宅を5時に出て、黒尾峠を越え、開通したばかりの鳥取道に智頭から乗る。智頭から河原までだが、少し時間短縮になるので有り難い。鳥取市街を抜け国道9号線を走り、蒲生トンネルを抜けた所を右折し菅原へ。8時半に菅原を過ぎたた所にある肥前畑と畑ヶ平高原との分岐に着く。畑ヶ平への道は除雪されていないので分岐点近くに車をデポし準備する。
 9時に出発。車道に雪は有ったり無かったり。ガードレール脇がよく解けているので、あまり雪の上を歩くことなく進める。道は九十九折りに付いているが2つ目はショートカット出来そうだったのでショートカットする。そこから少し歩くとずっと雪道となるがガチガチに締まっていたのでそのまま登山靴で歩く。岸田川の流れる谷を横切る道になると急斜面に付けられた道故斜面から落ちた雪が斜めに堆積していて歩き辛い。滑ると谷へ落ちる可能性もあるので滑り止めとしてスノーシューをここで履くことにした。道は912mピークの所で折り返すが、折り返し点手前で振り返ると仏ノ尾が頭を覗かせていた。また、折り返すと扇ノ山山頂が見えた。
 10時半、上山高原への道との分岐に着く。この辺りから適当に斜面に取り付こうかと思っていたが、そう言えばこの辺りはずっと植林されていたことを思い出す。植林の中を歩くのは面白くないので、結局、畑ヶ平近くまで行ってから取り付くことにした。そして、高原野菜の畑の手前から車道を離れる。畑の先からはブナ林となるので、ここからはゆっくり周りの景色を楽しみながら登る。11時40分に稜線に出る。快晴なので展望所から大山が見えないか期待したが、霞の上に頭だけを見せていた。
 11時50分、山頂着。丁度山スキーの人達が休憩されていたので話すと、ふるさとの森から登られたとのこと。ふるさとの森への道は、途中土砂崩れしている場所があって今後除雪も復旧工事しないので雪が解けてもふるさとの森へは車で行けないことを教えて貰う。いろいろ情報交換した後、小屋で休憩していると単独男性と4人のパーティーが相次いで登ってこられた。単独男性の方は海上からスキーで、4人組の方は滋賀県から来られたそうで同じく海上から登山靴だけで登って来られたようだ。暫く小屋で休憩していると霞が取れてきて大山も少しハッキリして来たので写真に納めてから下山する。
 12時45分、ふるさとの森コースの尾根を1194mピークまで降りる。途中、高校野球(倉工の試合)が気になってワンセグを視聴するが、扇ノ山辺りは山頂部でも受信できるかギリギリのよう。歩きながら受信出来る所を見つけ暫し観戦。丁度9対9の同点で、今でもよく記憶している34年前の中京戦と同じような得点になっていてそれが可笑しかった。倉工らしいと言うべきか岡山県勢らしいと言うべきか。1194mピークからは左の斜面を降り、畑ヶ平のルートへ戻り、畑ヶ平へ降りる。まだ時間もあるのでしぶき山の小ピークを登ることにした。そのしぶき山辺りは雪解けも進み山頂は随分藪が出ていた。14時20分に畑ヶ平間で戻り、あとは車道をひたすら下る。気温が上がって暑いくらい。また、一気に雪が緩み、朝は殆ど沈まなかったスノーシューも結構沈むようになる。途中の滝で冷気を浴びると気持ちが良かった。水分も1.5Lでは足りなくなり、水場で水を補給する。16時30分、上り以上に時間がかかって駐車地まで戻る。

菅原からの九十九折りの道

車道脇の小滝

車道途中から望む仏ノ尾

車道途中から望む扇ノ山

畑ヶ平コース付近のブナ林

扇ノ山山頂の残雪

扇ノ山山頂から望む大山

スキーで滑走

1194mピーク付近

1194mピーク付近から見上げる扇ノ山山頂

1194mピークからの下り途中から見上げる扇ノ山山頂

しぶき山

しぶき山から望む扇ノ山

GPSデータ(黄色が今回のトラックデータ)