3/19 花知ヶ仙

 2日連続「かみさいばら」の山へ。何処へ行くか朝になって検討。雪の時期に花知ヶ仙へは登っていなかったことを思い出し行ってみることに。
 花知ヶ仙は山全体が岡山県に位置する山としては最高峰なのですが、長い林道を歩き急な登山道をちょっと登ったら山頂というコースに加え灌木で覆われ山頂からの展望も無しとちょっと残念な山なのです。雪の時期なら灌木も埋まり展望が得られるかと。
 遠藤集落に車で入ると迷惑がかかりそうなので集落への入口近く国道沿いの排水施設に車を停めてスタート。既に10時40分。遠藤の集落には新しい家屋も何軒かあり、ここは近々に集落がなくなってしまうようなことは無さそう。雪が川に捨てられ川を埋めていました。最奥の民家を過ぎると直ぐに除雪終点。車が1台停まっていたので今日は先行者がいるよう。スノーシューを履きそのトレースを追いかけます。1時間20分程で登山口まで到着。トレースは更に林道へ続いているので妹山か山ヶ上へ行かれた様。ここから山頂へはかなりの急斜面。滑ってロスしないようゆっくり1歩1歩着実に上ります。緩斜面になると展望も開け昨日歩いた三国山〜伯州山辺りも見えましたが、霞んでそれ以上遠くは見えないよう。以前大山を見るため登った木が目に入ると山頂は直ぐそこ。灌木は埋まって展望はあるのに霞んで遠くが見えないのが残念。
 山頂にはトレースがあり「別な方向から?」と思ったら単独男性が休憩されていました。林道のトレースはこの方のもので妹山に登ってから花知ヶ仙へ来られたそう。これから更に三十人ヶ仙まで歩かれるのだとか。その天狗岩、角ヶ仙方面へ続く稜線を眺めると広くて緩やかな尾根が続き魅力的。来た道を帰るのはつまらないので天狗岩方面へ縦走しようとは思っていたので、適当な所で林道へ降りることにし、行ってみることに。休憩した後、先程の方を追いかけます。尾根をのんびり降りて振り返ると花知ヶ仙が大きい。花知ヶ仙の新たな魅力を知れた気がして嬉しい気分。
 天狗岩・角ヶ仙分岐の1126mピークから天狗岩方面へ少し下った辺りから林道を目指し適当な所から降りましたが直ぐに沢筋。地図よりも両側急斜面の谷間で危ないので予定変更。ちょっと登り返して横へ横へトラバース。林道終点へ直線的に降りられる所まで移動しそこから一気に下降。地図上の林道終点に着いたものの雪が深くて林道があるのやらないのやら。苦労して対岸に渡り下ると直ぐに堰堤。堰堤をかわし更に下って行くとやっと対岸に林道が現れたのでまた渡渉。あ〜しんど。後は林道を下るだけなのでちょっと一服してからのんびり下ります。周りはずっと遠藤杉の植林地、花粉症はそれ程でもないけど流石に目が少し痒くなって来ました。16時に除雪終点に到着。三十人ヶ仙に向かわれた方は当然ながらまだ帰られてない模様。16時20分に駐車地着。距離15km弱。
 また来年以降、花知ヶ山〜三十人ヶ仙、機会があればやってみたいですね。