10/17、23 東山

10/17
 蒜山ラソンが終わって、午後からの山歩きなので近くの山でも良かったが、無雪期でも登れるようになった東山を紅葉の時期に行こうと思っていたので行くことにした。しかし、マラソン会場の駐車場で1時間ほど足止めを食らったので、登山口の大乢に着いたのは15時半前だった。直ぐに準備して15時半過ぎに出発。未舗装林道に入って直ぐ、積雪期の取り付き点に笹が刈ってあったので降りると泥濘があり、そこを越えると道が有った。登山道入口は林道をもう少し歩き、左に広いスペースのある所のようだ。道は右の植林と左のブナ林の境に付けられていて結構踏まれている感じ。鹿の糞も多く、この辺りもかなり鹿が多そうだ。最初のうちはネマガリダケの切り株も少なかったが、登るにつれて切り株が多くなり、判っていても切り株に足を取られ転けそうになる。紅葉はこの辺り丁度見頃で、翌週にしなくて正解だった。
 山頂へは35分程で着く。道が出来てしまえば呆気なく登れてしまう。しかし、長い距離を3、4時間かけて登った時の充実感と感動を味わいに今後も積雪期に登りたい山には変わりない。
 山頂で写真を色々撮り、最後にもう一度氷ノ山を見ようとネマガリダケの切り開きを東に行くと、東尾根に切り開きが続いているのが見下ろせた。どうやら東尾根にも道が付けられているようだ。しかし、時刻は16時15分過ぎ、ずっと降りて行く訳には行かないので、糸白見からの林道まであと半分の所まで降り、確かに糸白見からの林道へ降りるだろう事を確認してから引き返す。
 大乢へは17時半前に戻る。着替えて帰る頃にはすっかり暗くなってしまう。大乢から芦津へ車を走らせていると、途中、鹿が飛び出してきてもう少しで引きそうになり肝を潰した。

10/23
 先週、東尾根の道を見つけたので、やはりこれは踏査しなくてはと、2週連続で東山に行くことにした。
 10時40分に大乢を出発。1週間で紅葉は進み見頃は過ぎていた。今日も35分程で山頂に着き、直ぐに東尾根を降りる。紅葉は中腹辺りが見頃になっいて隣の尾根辺りの紅葉が綺麗だった。山頂から林道までの半分程下ると林の中となり、尾根上には踏み跡程度の道が続いていた。明瞭な尾根だし、ピンクのテープも一定間隔で付けられているので間違うことはない。
 林道まで降りるとそこには「東山登山口平成二十二年」と彫られた木の案内板が置かれていた。林道には丁度駐車スペースもあった。登山口から直ぐに引き返すのも辛いので、取り合えず林道終点まで歩いてみる。もしかして大乢へ戻る道が有るかな、と淡い期待を持っていたが、林道は地図通りの所で終点となった。更に道はあったが、それはその先の堰堤建設のためのもののようだった。
 来た道を戻り、大乢へは15時過ぎに戻る。まだ時間があるので今度は中国自然歩道を岡山県との県境まで歩くことにした。狩谷山手前までは積雪期に歩いており東側の展望が良かったが、無雪期はネマガリダケで殆ど展望も無し。標高1000m、10月下旬と言うのに蜘蛛の巣が結構あり、何度も引っかかる。これも温暖化のせいだろうか。狩谷山近くになると両側植林となり少々味気ない。また、県境までは意外とアップダウンがあった。
 16時に県境に着く。東山も道が出来たのだから沖ノ山もとちょっと期待したが、こちらは藪なままだった。若杉峠まで行って沖ノ山林道へ降りることも考えたが、峠からの降り道がちゃんとしているのか判らないので止め、吉川越まで戻り沖ノ山林道へ降りる。本日最後くらいは走ろうと林道を走り、大乢まで戻る。積雪期はえらく長く感じた林道も走ればそれ程でもなかった。
 今日も同じ時間帯に芦津へ降りたが、3度も鹿が飛び出してきて急停車する羽目になった。他にも林道脇にいる鹿を数頭目撃したので、この時間帯にこの道を飛ばすと鹿と衝突する確率はかなり高そうだ。

10/17の写真
登山口

山頂手前

山頂部の紅葉

山頂南側の紅葉

氷ノ山と東山の山影

沖ノ山

10/23の写真
東山山頂

東山から望む扇ノ山〜氷ノ山

東尾根に付けられた道

中腹の紅葉

尾根道

林道の登山口

林道から見上げる東山

林道終点

中国自然歩道から望む東山

狩谷山

大乢手前から望む東山

GPSトラックデータ(青色)