3/18 恩原三国山〜伯州山

恩原三国山も残雪期に何度となく登っている山。毎回同じことをやっていてもつまらないので、今回はまだ未踏だった三国山〜伯州山の県境稜線をカバーすることにしました。
8時前に今シーズンの営業を終了した恩原スキー場(パノラマコース)をスタート。雪がしっかり締まってスノーシューだとほぼ沈まないので土道を歩くくらいのスピードで歩けます。急なスキーゲレンデを登ってしまえば後は恩原牧場の緩やかで広々とした尾根歩き。展望もバツグンで周りの景色を楽しみながらのんびり歩けるのがこのコースの魅力。
丁度2時間で三国山に到着。作って来たオニギリで燃料補給したら伯州山へ向け縦走開始。隣の1213mピークからはこれから歩く県境稜線、その先に宙に浮かんだ様にも見える大山の眺めが素晴らしい。このコースの良い所は大山を正面に見ながら歩けるところでしょうか。1141mピーク手前辺りは痩せ尾根で雪の付き方や雪質によっては苦労しそうでしたが今回は残雪も十分で締まっていたのでそれ程苦労せずに済みました。1141mピークを過ぎてから1087mピークを過ぎた辺りまではブナの天然林が多く残っていて一番の見所でした。次回はこの辺りから岩井滝方面へ降りても面白いかなと思いました。960mピークから伯州山東隣のピークへの上りが急で最後の難関でした。1213mピークからここまでが未踏区間だったのでこれで辰巳峠から人形峠までの県境稜線はカバー出来たことになります。
伯州山山頂にタッチしたら避難小屋に戻って一休み。伯州山は最近誰か訪れているだろうと思っていましたが足跡もありませんでした。何も考えず滝谷ルートを降りましたが、雪が多く登山道が何処か判らず、歩き易い岸を歩くため何度も渡渉。その都度沢の上の雪のブリッジが落ちないか心配しましたが何とか落ちずに済みました。やはり雪の時期は尾根を降りるべきでした。林道に出ると足跡があったので雪の多さに止めてしまったのかな。
15時過ぎに伯州山の登山口に到着。後はスキー場まで車道を歩いて帰ります。赤和瀬集落では除雪した雪が道路脇に高く積まれ3m近くある所も。本当に今年は雪が多かったんですね。久しぶりに登山靴で舗装路を歩いたので途中から足が痛くなってしまいました。ランニングシューズも用意しておくべきでした。雪上以外で登山靴に戻ることはもうないかなと思いながらスキー場に戻る。距離は先週の氷ノ山とほぼ同じ20kmちょっと。うち、16kmが雪の上、4.5kmが舗装路でした。