10/1 フジイチ(富士山一周)

もう一ヶ月以上前になりますが、富士山の周りを一周する大会に参加しました。

不整脈の手術をしてから半年以上経ちましたが、まだ200kmブルベは厳しそうなので、久々にロングライドイベントに出てみようかと。スポーツエントリーで富士山一周の大会があるのを見て、UTMFを完走出来ず富士山一周も果たせていないことを思い出しました。富士山一周もやってみたいことの一つだったので、ならば自転車で一周しておこうと参加することにしました。しかし、申し込んだ後、9月中旬辺りからまた胸に違和感があり体調の良くない日々が続いていたのでどうしようかと迷いましたが、途中で走れなくなったらリタイヤも出来るので参加することにしました。

富士山方面へ行ったのは伊豆トレイルジャーニーが最後だったかな。古くは西湖の自転車ロードレース、富士五湖の100kmマラソン、UTMF、ハセツネとまあまあ行ってます。久々に行ってみると伊勢湾岸道路と新東名が繋がっていてスムーズでした。あと新東名は制限速度120km区間が出来ていて、この歳になると120kmはちょっと怖いので一番左車線を100km程でずっと走りました。前日は受付を済ませる時間が無く移動だけで、裾野市のホテルに宿泊。スタート時間を一番早いグループにしていたので、3時半に起きて準備し会場へ。富士山樹空の森という会場に着いたものの駐車場がよく判らず迷ったりしたのでスタートまでドタバタしました。ちょっと不案内。

お天気は小雨がパラパラしそうなお天気で富士山は拝めそうにありません。雨雲レーダーを見ると午後から丁度通りそうな時間帯に雷雨が予想されているのが心配。ただ、お天気が悪い分今までの猛暑からは解放され涼しいのが救い。6時に小グループに分かれてスタート。最初の5km位は森の中の平坦路。最近出来たばかりの様な良い道を走ります。そこを過ぎると一定の勾配の上りが続きます。そんなに勾配はきつくありませんが、体調がやはり悪く、ずっと上りで徐々に心拍が上がると不整脈が出て急に辛くなります。兎に角ペースを落として心拍を上げ過ぎないように登るしかありません。
10kmも走ると最初のエイドである道の駅すばしり。見覚えあるなと思ったらUTMFでもエイドになった所でした。その時は100km以上走った後だったので結構疲れていて長い時間休憩したことを覚えています。エイドを出た後も篭坂峠まで一定勾配の長い上りが続きます。峠を越えるとやっと下り、気持ち良く下ると山中湖。この辺りは平坦な道が続きます。富士吉田から富士河口湖町に入り、河口湖が近くなると見覚えのある景色も増えて来ます。富士河口湖町のメインストリートでは富士五湖の100kmマラソンの記憶が蘇って来ました。あの日も今日と同じく体調が悪く完走ギリギリラインを走っていて、最終盤、残り距離と残り時間からペース配分をずっと計算しながらこの通りを走っていたことを思い出しました。
河口湖大橋で写真を撮ったあと、河口湖、西湖の湖岸を走ります。この辺りは観光地で車も多いし、路肩も狭いので気を使いました。西湖の湖岸は30年ほど前、自転車のロードレースで走りましたが、
2位に入って表彰台に乗れたので良い思い出の地です。西湖を過ぎた所の富岳風穴のエイドからは歩道を少し走ります。この歩道もUTMFで鳴沢氷穴の方から走ったことを思い出しました。歩道が終わって右折すると青木ヶ原樹海の中の上り道。西湖のロードレースの帰り道、ここは車で通ったことがあることを微かに思い出しました。
峠を越えると標高差600m程の一気のダウンヒル。豪快に下りますが、路面が荒れている所も多く気は抜けません。下り切ると今度は標高差400mの上り。ここも急勾配のところはあまりありませんでしたが、体調が回復せず、更に暑くなって辛く、12km程続く上りが長かったこと。登り切った所が富士山こどもの国のエイド、UTMFの中間地点のエイドでしたが、見覚えが無かったので、敷地内でも休憩場所が違ったようです。峠を越えて暫く下ると草原の中の道で今日一番の良い景色。どうやら陸自の演習場のようです。そこを過ぎて一気に下ったらスタート・ゴールの富士山樹空の森は直ぐでした。最後地味に登ってゴールでした。
一周しても115kmと案外距離は短く、急坂も殆どなく難易度は低いと思いますが、体調が悪かったのでかなり草臥れました。富士山がまったく見えなかったので、富士山を一周した感覚は全然なかったです。やはり富士山が見えないと普通に山の中を走っただけっていう印象は否めません(^^;また機会があれば富士山を拝める日に。