11/07 BRM1107奥津200km

今年は縁がないかなと思っていたらAJ岡山が11月に200kmのブルベを2本追加したので出ることにしました。AJ近畿や広島のブルベに参加して「岡山から来た」と言うと必ずAJ岡山のブルベが話題に出ますが、皆さんAJ岡山のブルベ=ハードな山岳コースと意識付けられているようです(^^;今回も200kmですが、プロフィール図の見た目以上にアップダウンがあると思われます。

今回はコンベックス岡山のバス停を4時スタート。落ち着いているとは言えコロナ禍なので、人知れず集まれる場所・時間帯ということで、そうしたそうです。参加者は16、7人くらいか。ブリーフィングを受けて10分ほど前からスタート。若くて速そうな人が多そうだったので最後尾辺りで出発。この間の鳥取のスタート時より暖かく、メリノウールの下着+秋冬長袖ジャージ+ウィンドブレーカーのウェアにしましたが、丁度良い感じ。早朝からの行動開始は苦手ですが、今日の体調は悪くはないかな、と思った矢先、ボトルを忘れたことに気付く。もうそんなに水を飲まなくても良い季節になったとは言え一寸ショック。ペットボトルを買って代用するしかないか。走りながら飲むのが大変そう。

足守からはR429を北上。黒谷ダムの所と円城の峠を越えると霧が深くなり眼鏡に水滴が付いて殆ど前が見えない状態。この辺りの道は熟知しているので何とか走れましたが、知らない道だとかなりゆっくり走らないといけないレベルでした。おまけに山間なので寒くて下りでも無駄に足を回して体温を維持しながら走りました。落合に近づくにつれて明るくなり地表面が霧で覆われることも無くなったのでやっと落ち着いて走れるようになったと思ったら、橋を渡って以前抜け道でよく使っていた道に入った所でパンク。ブルベでパンクは初めてかな。ボトルの件といいテンション下がります。寒さで手がかじかむし、タイヤも堅いしでチューブ交換に手間取り15分ほどロス、走り出した頃には体が冷えてしまってました。

07:25 久世に出たところでPC1のコンビニに到着。70kmも走っていませんが、かなりお腹が空いたので、ここは時間を取って食事休憩。体が落ち着いたところで旧富村へ(鏡野町より富村と言った方が私には馴染み深い)向かいます。旧富村の中心地を過ぎ奥津方面への峠を登ってる時、リアタイヤに違和感があり、降りて見てみると空気が少し抜けた様。パンクの原因となった異物はしっかりチェックしたはずなので、交換したチューブのバルブ部分のゴムでも劣化していて徐々に空気が抜けているのか?一気には空気が抜けることは無さそうなので空気を入れて取り合えず様子見することにしました。更にインナーローで登っているとリアディレーラーがスポークと擦れるような音がしだしました。円城の上りではそんなことはなかったのでどうしたのか理解出来ず。この後の坂でインナーローが使えないのも苦しいし、かと言ってディレーラーが壊れても困るので、ディレーラー調整。こういう時はDi2はジャンクションのスイッチで調整モードにすれば、走行中でも調整出来るのは有難い。走りながら、インナーローでディレーラーがスポークに当たらないよう外側へ調整。急場しのぎのため他のギアでカリカリ音が出るのは仕方なし。

箱峠を越えR179まで一気に下ると、直ぐに奥津渓。大釣トンネルが出来て以降、旧道を通るのは初めてかも。9時を過ぎた頃でしたが、車が引っ切り無しに来るのに驚きました。ニュースの紅葉情報で何時も紹介されるのが奥津渓なので、それが大きいかな。失礼ながら自分にとってはそれ程の紅葉の名所でもなかったのでこれは意外でした。写真を1枚だけ撮って早々に通過。新道に出て道の駅から右に入ると笠菅峠へ標高差600mの本日最大の上り。この峠道は私にとっては思い入れのある道。30歳になった頃MTBが流行り始め、MTBを買って最初にチャレンジした峠道が笠菅峠でした。まだ筋持久力も心肺機能も備わっていなかったので何度も足付きしながら登ったことを覚えています。その頃は今の様な片側1車線の広い道ではなく狭い林道レベルの道でしたが、趣は昔の方があったかな。

40分ほどかかって笠菅峠に到着。何年か前にも登っている筈ですが、「こんなにずっと急坂だったかな?」と思えたのは多分自分の脚力が落ちただけなのでしょう。峠から眺望を少し楽しんだ後、反対側へ一気に下ると香々美ダム。AJ岡山の山口さんが待機されていたのでチェックを受けて旧加茂町へ。こちらの峠道は狭い道、それでも数台車が通ったので、対向車に注意しながらゆっくり下りました。

10:47 加茂町のPC2のコンビニに到着。またまたお腹が空いたのでこごてもしっかり食事休憩。タイヤの空気も少し減っていましたが、この調子だと20~30kmは走れそうなので、今日はチューブ交換はせず、空気が減ったら入れてしのぐことにしました。津山へ向かう辺りから気温も上がって、既にウィンドブレーカーは脱いでいましたが、秋物の長袖ジャージでも暑いくらい。アンダーを脱ぎたいところですが脱ぐ場所もないので仕方なし。寒暖差が激しい季節で早朝スタート、もう少しウェアも考えるべきでした。高野駅で左折し、少し走るとよく走っているルートに。名坂峠を越え美咲町に入り、槇ノ乢までは頻繁に走っているルートですが、ここからやまなみ街道に入るところがAJ岡山らしい選択(笑)やまなみ街道は殆ど平坦区間が無くアップダウンの連続。見晴らしが良いとかの特に見所もなく、わざわざこの道を選ばなくても、と思ってしまいます(^^;赤磐市に入る所がフォトチェックの場所。ここも山口さんのチェックを受けてリスタート。少しだけ赤磐市に入ったらすぐに右折して岡山市へ。一気に下ると建部。

13:24 R53まで下りたところでPC3のコンビニに到着。時間的には完走出来そうなので、ここもゆっくり休憩しリスタート。後は建部から御津への能見峠と御津から足守への勝尾峠の2つの峠越えのみ。何時もなら100km程走ると体が慣れて踏めるようになるのですが、今日は忘れ物、パンク、ディレーラーの不調、ウェア選択ミスなど色々快適に走れる状況でなかったのが影響したか結局最後までペースは上がらず仕舞いでした。

15:30 最後コンベックスの坂を登ってゴールのコンビニ着。コンビニで澤田さんが待っていてくれました。ゴール後、北海道から来られたというランドナーの人が最後に戻って来られるまで閑談し終了でした。

今回はいろいろ反省点ありました。
・歳のせいか忘れ物が多い。地元の200kmということで準備がおろそかでした。
・スローパンクは、極細の金属片が刺さっていたのが原因でした。元々刺さっていたのかも。新品でも空気を入りて漏れがないことを確認しておくべきでした。あと、未使用でも劣化はするので、今後は替えのチューブも定期的に交換しようと思います。ポンプもかな。
・ディレーラーの不調はディレーラーハンガーを止めているネジが馬鹿になっていて、ディレーラーが少し内側に寄ったのが原因でした。CANYONを買って丁度4年。既に1回ディレーラーハンガーを交換しているので4年で2回目。結構距離は乗っていますが、ちょっとダメになるのが早いような。今後は時々ディレーラーハンガーもチェックしようと思います。
・ウェアももう少し薄手のウェアの重ね着で対処すべきでした。

 

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奥津渓

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笠菅峠