5/5 三坂山・鋸歯仙

翌日朝から始動する元気はなく、午後から。何処へ行くか地図を見て検討。北側の釘貫から登ったことが無かったので久しぶりに三坂山へ。調べると17年ぶり。最初に登ったのは1997年5月1日なので、丁度20年前。MTBで登ってますね〜、自分でも忘れてた!そう言えば大山道を自転車で走るようなこともやってたような。
13時15分に出発。最奥の民家を通り過ぎようとしたら、小屋から犬が勢い良く飛び出して来て吠えられビックリ。「犬ならもっと早く気付いて手前から吠えてくれ〜、雉じゃないんだから」と言いたいところでした。民家の先から普通の未舗装林道。所々石仏とかあり大山道の名残あり。途中に首切り地蔵があり山中一揆で処刑され三坂峠にさらし首となった人達を弔ったものとか、そんな歴史もあったんですね。2km程歩くと、大山道の案内板がありそこから山道で、間伐された植林の中を登って行くと道祖神のある峠へ。風が吹き抜けて心地よく昼寝したいくらい。
峠から山頂へは一転して急な上り。よく整備された道で、こちらから登るのは多分初めて。双耳峰のもう一方の峰を越え登り返すと山頂。「こんな展望の良い山頂だったかな?」と以前の記憶無し。1ヶ月前は真っ白だった大山・蒜山もすっかり黒々とした山になってました。
下山は十国峠へ。植林の中のトラバース道で「そうそうここ登ったな」とやっと記憶が蘇ってきました。十国峠の茶屋跡には休憩舎があったはずでしたが、倒壊して撤去されたのか、もう無くなってました。大山道が整備し直されたのが30年ほど前なので30年も持たないようです。
道祖神のある峠まで戻り、東側へちょっと登ると展望所で三坂山の山頂部を望むことが出来ました。そこから更に東へ下ると三坂峠で山生からも良い道が繋がっているようです。鋸歯仙への尾根には道は無さそうですが、下草も無さそうなので、まだ時間もあるし行ってみることに。ただ852mピークから先は熊笹が茂り、膝から高いところは股下くらいまで。藪と言うほどでもないけど歩き辛くペースダウン。「今日はしんどいな〜」なんて歩いていたけど、「頑張らないと着かないぞ」なんて思い出すと人間頑張れるものです(笑)
鋸歯仙の名前通り小刻みな上り下りが幾つかあり、山頂部の東の端まで、丁度摺鉢山トンネルの真上まで来ると、「岩場の先に摺鉢山」の風景が広がり、以前、摺鉢山からここまで来たことを思い出しました。鋸歯仙、山頂標識らしいものはなく、どのピークが山頂なのかはよく判りませんでした。立派な山頂標識のある山に、不要な山頂標識を付けてみたり、明瞭で迷うことのない道にテープを一杯付けてみたり「犬のおしっこマーキング」的なことをする人は多いんですけどね〜。
計画性があって来たら、摺鉢山まで行き大平峠へ降りるところですが、時間もないので引き返しました。18時過ぎに駐車地に戻る。

大山道

道祖神のある峠

三坂山山頂へ

三坂山山頂

2000.02.11 三坂山山頂

三坂山山頂から望む大山・蒜山

三坂山山頂から望む鋸歯仙・摺鉢山

十国峠

1997.05.01 十国峠
最初に市販されたデジカメ コダック DC40で撮影。
40万画素、今は数千万画素。

展望所から望む三坂山山頂

鋸歯仙への稜線

鋸歯仙山頂部東端から望む摺鉢山

2000.03.10 鋸歯仙山頂部東端から望む摺鉢山

ルート