【沖縄の山】辺戸御嶽(へどみだけ)

 西銘岳の次は沖縄本島最北端の辺戸岬に近い辺戸御嶽へ。西銘岳から奥川沿いの林道を降りて国道58号線に出る。ヤンバルクイナ飛び出し注意の看板がこの辺りらしい。途中湧き水が出ている場所があったが、南国低山の湧き水を飲むのは少し抵抗があった。国道を走っていると手前に辺戸御嶽の岩峰が見えてくる。カーナビを見ながら進むが登山口は直ぐにそれと判った。既に車が2台停まっていたので登っている人がいるようだ。
 11時20分に出発。舗装路を少し上ると未舗装の道が横切り、その先の1段高いちょっと開けた場所の左手から登山道が始まっていた。もう古くて一部読めなくなっている案内板?によると、この辺戸御嶽は沖縄の聖地で病難回避、安泰、繁栄を祈願して多くの県民が訪れる場所とあった。登り口に「黄金山」という表札があったので聖地としての名前は「黄金山」なのだろうか?ロープを張る程急斜面ではないが、聖地として多くの人が登るためか、登山道沿いの木々にはロープがしっかり張ってある。そのロープを頼りに10分も登れば断崖の上に出た。道は左右にあるので断崖沿いに道が有るのかも知れないが、取り合えず左の三角点へ。
 11時37分に三角点に着く。山頂には沖縄のお墓のような祠があったが、ここで祈りを捧げるのだろう。山頂からの眺めは素晴らしく、特に北側の眺めが良い。辺戸御嶽の断崖の先に広がる海、辺戸岬に打ち寄せる白波、遠くに見える島々、風に打たれ汗が引くのを待ちながら暫しこの景色を楽しむ。反対側の南側を望むと先ほど登った西銘岳が見えた。案外それと判るピークだった。
 15分程景色を楽しんだら下山する。分岐から北側へも行ってみたかったが、次もあるので今回は見送る。12時04分登山口に戻る。
ヤンバルクイナ飛び出し注意の看板

国道脇の登山口

登山道入口

登山道入口

山頂の祠

辺戸御嶽の岩峰

眼下に辺戸岬を望む

遠くに伊平屋島を望む

西銘岳を望む

GPSデータ