【沖縄の山】安和岳(あわだけ)・嘉津宇岳(かつうだけ)・古巣岳(ふるしだけ)

 沖縄も4度目。沖縄の山も前々回が玉辻山、前回は与那覇岳を歩いている。今回は3日のうち、2日(1日半)を山歩きに当て、出来るだけ多くの山に登ることにした。
 1日目は昼からなので何処に行くか迷ったが、今回一番歩きたかった安和岳・嘉津宇岳・古巣岳を歩くことにした。
 14時20分に登山口に着く。沖縄に着いていきなりコンビニのおにぎりというのも悲しいので、昼食にソーキそばを堪能したが、悠長に昼食を採っている場合ではなかったかな。スタートが遅くなったのでさっさと着替えて14時30分に登山口を出発。(車は登山口の道路脇に邪魔にならないようデポしたが、公民館に置く方が良いようだ。)まずはシークワーサー畑の中を登り、畑を過ぎると薄暗い涸沢になる。ここで蜘蛛の巣対策にストックを持ってこなかったことを後悔する。ストックが無いので適当な木の枝を拾い、蜘蛛の巣を落としながらの行軍となる。直ぐに分岐に出たので左の安和岳方面へ進む。石灰岩が露出する道は予想以上に歩き辛い。それに9月末の沖縄はまだまだ暑い。感覚的には岡山県南の山を猛暑日に登っている感じだろうか。汗かきの私は直ぐに汗が噴き出す。やっと上りが終わり三角山に着こうかというところで通り雨に遭う。流石に南国、一気にザーと降って10分程でまた晴れた。林の中で雨雲の通過を待ったが、カメラが濡れて一部機能が使えない状態になってしまった。石灰岩の露出する三角山に着くと展望が開け、これから登る安和岳や隣の嘉津宇岳が望まれた。また、振り返ると名護市や名護湾が見下ろせ、その奥に沖縄本島が左右に続いているのが見えた。
 三角山からは緩やかな道になるが、雨で濡れた石灰岩が滑り更に歩き辛くなり、ペース良く歩けない。安和岳には15時40分に着く。登っている人の話し声が聞こえてくるくらいに八重岳が近い。安和岳からは急な下りが続き、更に慎重に下る。鞍部から嘉津宇岳へは緩やかに登って行くがもう汗ダクダク。山頂手前に分岐があり、左へ石灰岩の岩の上を伝って進むと嘉津宇岳に着く(16時30分)。三角山、安和岳以上にここの展望は素晴らしい。風が強くじっとしていればそれなりに涼しい。早く終われば、この後に本部富士も考えていたが、無理なのでここでじっくり展望を楽しむことにした。30分も風に吹かれていたらシャツも乾いたので下山する。古巣岳も石灰岩の岩場で、そこを過ぎるとテープに導かれながら林の中を降りる。無かったら判りづらい箇所あったので全体を通してテープや道標もしっかりあったのは助かった。登山口へは18時に着く。岡山では日没を過ぎているが沖縄は30分程遅いので明るいうちに降りられた。
 今まで登った沖縄の山は「登る」といった山ではなかったが、安和岳〜古巣岳は「登り甲斐のある」山でなかなか楽しめる山だった。もっと短時間で歩けると思っていたが、石灰岩の露出する道に時間を取られた。ストックと手袋はあった方が良いように思う。
登山口

シークワーサー畑の中を進む

三角山

三角山から望む安和岳

三角山から望む嘉津宇岳・古巣岳

安和岳

安和岳から望む八重岳

嘉津宇岳

嘉津宇岳から望む名護市、名護湾、沖縄本島

古宇利大橋、奥に辺戸岳

GPSデータ