夏の終わりに

 8/30は船上山〜勝田ヶ山へ。四国の山に行こうか思っていたが、お天気がいまいちのようなので止めて、このところ毎年この時期に訪れている船上山〜甲ヶ山のルートを歩くことにした。
 登山口に着くと、時折小雨が降るお天気にも関わらず止める場所が無いくらい車が停まっていたのは意外だった。お昼前に登山口をスタート。ブナの森を歩くルートなので小雨くらいなら殆ど濡れないで歩けるのが良い。本日のお目当ての1つ、ナツエビネの花は時期的にはもう遅いが、それでも笹藪の中に密かにそして逞しく咲いていてくれた。晴れた日よりこういった日の方が、花がひときは際立って見えて美しい。この花を見ると「もう夏も終わりだな」と感じてしまう。今年は以前見つけた所よりかなり上で見ることができたのが新しい発見だった。
 勝田ヶ山に近づくと雨も本降りになったが、もう少しなので合羽は着ずに山頂まで行く。山頂には7月には無かった山頂標識が立てられていた。上だけ合羽を着て暫し休憩。100gも無い合羽だがしっかりその機能を果たしてくれる。ウェアも随分進歩したものだと思う。このお天気で甲ヶ山に行く意味も無いので今日は勝田ヶ山で引き返すことにした。帰りは登山道も雨でぬかるみ足下が泥だらけなりながら足早に下る。1時間ほどで船上山まで戻り、濡れついでに横手道を歩くことにした。草が茂り思い切りずぶ濡れになってしまったが、その甲斐があり、以前1度だけお目にかかったことのあるキセワタに再び出会うことが出来た。

船上神社

勝田ヶ山山頂

ナツエビネ

キセワタ

ヒキヨモギ

キキョウ