三室山〜竹呂山

11/15は三室山〜竹呂山へ。先週、竹呂山から1198mピーク(下ショウ台)まで歩いたが、夜に仕事があったので、そこで引き返した。しかし、途中止めにするのはやはり心残りと言うことで、三室山〜下ショウ台間もカバーすることにした。前回下った竹呂谷のルートは面白くなかったのと、藪漕ぎするなら下る方が断然楽なので三室山から下ショウ台へ下りることにした。ただ、上りだとひたすら高見を目指せば良いだけだが、下りはルートを誤る危険性はある。
8:50に三室山の登山口を出発。去年残雪期に登ったが無雪期に登るのは久しぶりだ。残雪期は林道終点から少し入った所から沢を離れたが、登山道はもう少し奥に入った所からだった。岩尾根を過ぎると笹(ネマガリダケ)が登山道を覆いそうなくらい茂っている。この辺りも笹が疎らになり歩き易くなっているのではと期待したが、この辺りはまだまだ元気なようだ。
10時過ぎにに三室山山頂に着く。先客もいたし、寒いので写真を撮ったらさっさと退散し、10:10に竹呂山へ向け、藪に突入。最初からなかなかの藪で、歩く人も無いのか踏み跡などは無かった。上ショウ台までは尾根幅が狭いので自ずと歩く場所は決まってくるのでルート確認の必要もなく進む。時間はたっぷりあるので無駄な力を使わないようゆっくり確実に藪を漕ぐ。
11:05少し上り返し岩の上に上がると、そこが上ショウ台だった。岩の上からは三室山の南面がよく見え綺麗だった。上ショウ台からは笹も背丈が低く疎らになり、「このままずっとこんな感じだったら良いのに」と思ったが、少し下ると酷い藪になった。上ショウ台からは尾根幅が広くなったので、上り直してもう少し歩き易そうな所を探して右往左往するが無さそうなので意を決して突っ込む。笹が寝ている所は1歩1歩にかなりの時間を要する。少し進んではGPSで位置確認をしながら進む。
中ショウ台辺りに来ると枯れた笹が多くなり一端歩く易くなったが、中ショウ台からの下りで再び酷い藪になる。ここで笹に弾かれ眼鏡を落としてしまい、暫し眼鏡を探す羽目に。以前も藪漕ぎをしていて同じ経験をしているが、久しぶりの藪漕ぎだったので予備の眼鏡を持ってくるのを忘れてしまっていた。何とか見つけた時はほっとした。下ショウ台への上りになる手前辺りからは笹の背丈も密度も低くなり難なく下ショウ台へ着く。
12:57下ショウ台に着く。ゆっくり進んだとは言え3時間近くかかってしまった。ここまで来れば藪漕ぎもないので暫く休憩してから竹呂山へ。
13:35竹呂山に着く。前回は気が付かなかったが、山頂から西側へ降りるルートもあるようだ。まだ時間もあるし、ゆっくり歩いたので全然運動した気分でもなかったので、前回歩けなかった八丈川沿いの林道へ降りるルートを歩きカンカケ峠を越えて帰ることにした。その林道へ降りるルートはかなり急な尾根で落ち葉に滑って何度か転びそうになった。この辺り先週はまだ紅葉を楽しめたが、一週間ですっかり葉が落ちたようだ。
14:05一気に下ると沢の合流点に着く。地図では丁度林道終点辺りだが、林道は荒れ放題で判らないくらいになっていた。少し下ると林道らしくなり、そこからは走って下る。カンカケ峠への道では所々紅葉が残っていた。
14:52カンカケ峠着
15:29川井まで降りる。
16:08三室山登山口着。
竹呂山へ続く尾根

三室山から望む氷ノ山

ネマガリダケの藪

上ショウ台

上ショウ台から望む三室山

上ショウ台からの下り

上ショウ台南面

枯れた笹(中ショウ台辺り)

下ショウ台

下ショウ台辺りのブナ林

八丈川へ降りる尾根

林道終点に降りる

八丈川沿いの林道

林道分岐点

カンカケ峠への道

紅葉

紅葉

後山

麓から見上げる三室山〜竹呂山

GPSデータ(青色が今回データ、赤色は積雪期のデータ)


改めてひょうご山蹊記という本を読み返してみると下ショウ台と中ショウ台の記載はあるが1300mのピークが「上ショウ台」にはなっていないので上ショウ台とは呼ばないのかもしれません。