船上山〜甲ヶ山

3/15は船上山〜甲ヶ山へ。残雪期に何回か歩いているが何れも4月だったと思うので、この時期はどうかと行ってみることにした。船上山への道も一応冬季通行止めだが、養魚場などあるため封鎖はしていないようだ。雪も全く無く登山口に着けた。8時半に東坂登山口を出発。船上山の景色に春を感じつつ登るが、林の中に入ると前日降った雪がうっすらと残っていた。2箇所ほどこの冬倒れたとみられる倒木があった。温暖化により重い雪質の雪が増え、被害が拡大しているというニュースをやっていたが、そういう影響が有るのかも知れないな、と思いながら歩く。40分程で船上神社に着くが、社の前にも細い杉の木が1本倒れていた。神社から縦走路に入っても根雪は無く、平坦部を過ぎ1段目の上りに入ってやっと斜面の所々に根雪が現れる。再び平坦になった辺りからスノーシューを履いたが、その後も根雪があったり無かったりで、勝田ヶ山への上りからやっと雪上が続く。根雪はガチガチに凍っていてその上に前日降った雪が数センチ乗っている状態なので、軽く足を乗せるだけだと滑るのでスノーシューの歯をしっかり食い込ませて急斜面を登る。下りはアイゼンに履き替えた方が良さそうだ。2時間10分で勝田ヶ山に着く。山頂付近の樹氷が綺麗だった。行く手には甲ヶ山と右奥に大山本峰。大山本峰にはまだ雲が懸かっている。甲ヶ山に着く頃には全容を現せて欲しいものだ。暫し休憩した後、甲ヶ山へ。ここからは稜線上に灌木などがあり通行出来ないので、稜線上の少し下を歩く。斜面を横切るので1歩1歩慎重に進む。斜面を歩くので足首が痛いがスノーシューがよく食いついて滑る心配は少ないのでそのままスノーシューで歩く。先に急な所もあるので鞍部から少し登り返した辺りでスノーシューを脱ぎアイゼンに変える。ここからは左右急斜面なので慎重に進む。山頂手前にある恐竜の背のような岩尾根には雪は着いていなかったが新雪が溶けて濡れていたので、ここも滑らないよう慎重に通過し、出発から3時間20分で甲ヶ山に着く。お天気は上々で素晴らしい眺めだが、まだ大山には雲が懸かっていたので全容を現すまで待つことにした。結局1時間以上待ってようやく雲が取れたので写真に納めてから降りる。その間に誰か来るかなと思ったが訪れる人は無かった。また、矢筈ヶ山にも人影は見られないようだった。下りはそのままアイゼンで降りるが、思った以上に雪が凍っており急な斜面では1歩1歩ステップを刻みながら降りたので時間がかかった。帰りは途中の934mピークに寄り、西坂登山道を降り、最後は森林鉄道軌道跡を通って東坂登山口へ。西坂登山道は歩いたことがあるが、森林鉄道軌道跡を歩くのは初めて。ほぼフラットな道で感じの良い林も残っているので、車道を帰るよりは面白いように思う。17時過ぎ登山口に着く。
船上山

勝田ヶ山

勝田ヶ山から望む甲ヶ山

岩尾根

甲ヶ山山頂

甲ヶ山から望む大山(1)

甲ヶ山から望む大山(2)

甲ヶ山から望む矢筈ヶ山と小矢筈

恩原三国山遠望

夕日に染まる大山

最近の鳥取の風景

GPSデータ(赤:i-Blue747 黄:PhotoMate887)