10/1 フジイチ(富士山一周)

もう一ヶ月以上前になりますが、富士山の周りを一周する大会に参加しました。

不整脈の手術をしてから半年以上経ちましたが、まだ200kmブルベは厳しそうなので、久々にロングライドイベントに出てみようかと。スポーツエントリーで富士山一周の大会があるのを見て、UTMFを完走出来ず富士山一周も果たせていないことを思い出しました。富士山一周もやってみたいことの一つだったので、ならば自転車で一周しておこうと参加することにしました。しかし、申し込んだ後、9月中旬辺りからまた胸に違和感があり体調の良くない日々が続いていたのでどうしようかと迷いましたが、途中で走れなくなったらリタイヤも出来るので参加することにしました。

富士山方面へ行ったのは伊豆トレイルジャーニーが最後だったかな。古くは西湖の自転車ロードレース、富士五湖の100kmマラソン、UTMF、ハセツネとまあまあ行ってます。久々に行ってみると伊勢湾岸道路と新東名が繋がっていてスムーズでした。あと新東名は制限速度120km区間が出来ていて、この歳になると120kmはちょっと怖いので一番左車線を100km程でずっと走りました。前日は受付を済ませる時間が無く移動だけで、裾野市のホテルに宿泊。スタート時間を一番早いグループにしていたので、3時半に起きて準備し会場へ。富士山樹空の森という会場に着いたものの駐車場がよく判らず迷ったりしたのでスタートまでドタバタしました。ちょっと不案内。

お天気は小雨がパラパラしそうなお天気で富士山は拝めそうにありません。雨雲レーダーを見ると午後から丁度通りそうな時間帯に雷雨が予想されているのが心配。ただ、お天気が悪い分今までの猛暑からは解放され涼しいのが救い。6時に小グループに分かれてスタート。最初の5km位は森の中の平坦路。最近出来たばかりの様な良い道を走ります。そこを過ぎると一定の勾配の上りが続きます。そんなに勾配はきつくありませんが、体調がやはり悪く、ずっと上りで徐々に心拍が上がると不整脈が出て急に辛くなります。兎に角ペースを落として心拍を上げ過ぎないように登るしかありません。
10kmも走ると最初のエイドである道の駅すばしり。見覚えあるなと思ったらUTMFでもエイドになった所でした。その時は100km以上走った後だったので結構疲れていて長い時間休憩したことを覚えています。エイドを出た後も篭坂峠まで一定勾配の長い上りが続きます。峠を越えるとやっと下り、気持ち良く下ると山中湖。この辺りは平坦な道が続きます。富士吉田から富士河口湖町に入り、河口湖が近くなると見覚えのある景色も増えて来ます。富士河口湖町のメインストリートでは富士五湖の100kmマラソンの記憶が蘇って来ました。あの日も今日と同じく体調が悪く完走ギリギリラインを走っていて、最終盤、残り距離と残り時間からペース配分をずっと計算しながらこの通りを走っていたことを思い出しました。
河口湖大橋で写真を撮ったあと、河口湖、西湖の湖岸を走ります。この辺りは観光地で車も多いし、路肩も狭いので気を使いました。西湖の湖岸は30年ほど前、自転車のロードレースで走りましたが、
2位に入って表彰台に乗れたので良い思い出の地です。西湖を過ぎた所の富岳風穴のエイドからは歩道を少し走ります。この歩道もUTMFで鳴沢氷穴の方から走ったことを思い出しました。歩道が終わって右折すると青木ヶ原樹海の中の上り道。西湖のロードレースの帰り道、ここは車で通ったことがあることを微かに思い出しました。
峠を越えると標高差600m程の一気のダウンヒル。豪快に下りますが、路面が荒れている所も多く気は抜けません。下り切ると今度は標高差400mの上り。ここも急勾配のところはあまりありませんでしたが、体調が回復せず、更に暑くなって辛く、12km程続く上りが長かったこと。登り切った所が富士山こどもの国のエイド、UTMFの中間地点のエイドでしたが、見覚えが無かったので、敷地内でも休憩場所が違ったようです。峠を越えて暫く下ると草原の中の道で今日一番の良い景色。どうやら陸自の演習場のようです。そこを過ぎて一気に下ったらスタート・ゴールの富士山樹空の森は直ぐでした。最後地味に登ってゴールでした。
一周しても115kmと案外距離は短く、急坂も殆どなく難易度は低いと思いますが、体調が悪かったのでかなり草臥れました。富士山がまったく見えなかったので、富士山を一周した感覚は全然なかったです。やはり富士山が見えないと普通に山の中を走っただけっていう印象は否めません(^^;また機会があれば富士山を拝める日に。

 

BESV JG1 使用感など

購入後まだ6回ほどしかライドしていませんが、ある程度バリエーションのあるコースを走りましたし、その中で色々と試したので、良い点、気になる点などまとめておきたいと思います。

まず良い点から(購入動機とも重なりますが)
・リアハブ駆動で一見してe-bikeには見えないスタイル。
 自転車に詳しくない人だったら、e-bikeとは判らないかも知れません。
・バッテリーが取り外し可能なこと。
 バッテリーを外して何処でも充電できるのは便利。バッテリーのサイズも小さく重量もそれ程重くないので、ザックに入れて背中に担いで走っても気にならないレベルでした。フレームにもう一本取り付ければ、予備バッテリー2本での運用も可能。
・e-bikeとしては軽い方。
 バッテリー容量を他社の機種の半分くらいに減らし、その分軽量化し、Mサイズ(大きい方のサイズ)で15.9kg。その日の走行距離に合わせて何本バッテリーを持って行くか変えれば良いだけで、この方法の方が大容量のバッテリーを積んで重くなるよりは良いと思います。実際、15.9kmでも結構重く車への積み下ろしも力が要ります。これが20kmオーバーだったら尚更。また、グラベルの急坂を押し歩きする場合などもあるので軽い方が良いですね。
・バイクとしての完成度の高さ。
 40万円とe-bikeしては手頃な価格ですが、全体的にしっかり作られていると思います。
・アシストなしで走っても違和感はあまり無い。
 平地の巡行では、もちろんロードより巡航速度域が落ちますが、25km/h以下くらいでの巡行ならロードと大差ない感じで走れます。もう少し重く直ぐに減速するように思っていました。
・エコモード(最小アシスト力固定モード)でもある程度の勾配まではロードより楽。
 自分の脚力では8%位の勾配まではロードよりは楽に登れます。10%位になると登れなくはないですが結構きついです。10%以上はスマートモードとの併用で乗り切ります。
・パワーモード(最大アシスト力固定モード)でのアシスト力はなかなか。
 ロード区間ではアシスト力が強くて楽過ぎる程。グラベルも何か所か走ってみましたが、
グラベルの上りでは丁度良い感じ。未舗装路の上りは抵抗が大きく、自力で登るのはかなりしんどい作業であることは昔MTBで経験済みなので、これが楽に登れると新たな楽しみが増えますね。

気になる点(不満な点)
・スマートモード(AIによるおまかせモード)
 ライドのレポートの中でも何度も書いてますが、スマートモードがあまり使えるものでなかったのが最大の不満点でしょうか。問題は4~5%以上の勾配位からでしょうか、それ以上の勾配になると最大のアシストレベル(レベル1~5の5)に張り付いてしまうこと。軽いギアにして高ケイデンスで回しトルクを掛けないようにしても同じでした。スピードを変えて走る実験もしてみましたが、5km/h位にまで落とすとレベル3になりますが、遅すぎるしアシスト時間が長くなって電力消費としては変わらないと思われます。アシスト比率(速度に反比例させてアシスト力を弱め、24km/h以上でアシスト力ゼロにするというもの)があるので、20km/h以上になるとレベル3以下になると思われるので、5~6%位の勾配を20km/h前後のスピードで走ってみました。確かにレベル3になりますが、自分の脚力ではレベル3のアシストを受けても5~6%の坂を20km/hオーバーで走るのは辛いので、楽に坂を登るニーズとは相反します。アシスト力レベル5を多用すると20~30km程しか走れないことは検証済み。自分は100~150km位のコースで、コースの殆どはロード、グラベル少々といったライドを行いたいと思っているので、このスマートモードではバッテリー2本あっても厳しいですね。取り合えず、出来るだけエコモードで頑張って、辛くなった時だけ数秒程度スマートモードに切り替える方法で対処していますが、エコモードだとアシスト力が弱いし、スマートモードだと強すぎるしで、快適ではありません。適度なアシスト力で楽過ぎず、辛過ぎずといった按排で登れるのが良いのですが、そうならないのが残念。自分の場合、8%位の坂まではレベル2、それ以上の勾配はレベル3以上位のアシスト力が丁度良いのかなと思います。レベル2なら電力消費を抑えられてロングライドにも対応出来ると思います。
 ・ライダーも様々で、強力にアシストされて楽に走りたい人、運動として自転車に乗っているので自力で走ることが主で、アシストは要所要所で効けば良いと思っている人、色々いると思います。それに体力や体格も違います。
 ・同じライダーでもその日の体調も違えば、走り出して直ぐと運動に体が慣れてきた時点でも違います。また、その日の気分で楽に走りたい時もあれば、頑張って自力で走りたい時もあると思います。
こういった点はAIでは判断出来ないので、アシスト比率を守りながら、その速度域で変えられるアアシストレベル範囲を自分で選択出来た方が効率が良く快適に走れると思います。車種がシティサイクルなら走る距離も短く、楽に走りたいというニーズが多いと思うので今のスマートモードで良いと思いますが、グラベル、ロード、MTBといったスポーツとしてe-bikeを楽しみたいニーズに同じスマートモードのアルゴリズムを適用するのはどうかな?と思います。

このスマートモードに関しては、早速メーカーに問い合わせてみました。
型式証明の問題があって、型式の認定を得て販売した商品に対し、後で仕様変更が可能かどうかというのはグレーゾーンのようです。他のユーザーからも同じような問い合わせがあったそうで、スマートモードのプログラム変更については検討してくれるそうです。電源スイッチの色替えからしてモードの追加は無理そうなので、スマートモードのプログラムを数種類用意し、ユーザーが設定変更で選べるように出来ないか、こちらからも提案しておきました。自分としてはレベル2固定モードが取り合えず欲しいところです。ゆくゆくはディスプレイなどのハードも含めた変更を検討しているそうです。

以下は要望レベルですが、
・フレームに予備バッテリーを付けると、ボトルと干渉する。ボトルゲージの取付け位置をもう少し下げた方が良いかな。
・前輪、後輪を外すのに6mmと8mmの六角レンチが必要ですが、標準装備でフレームにセットされていると嬉しい。
・ペダルが片面だけのフラットペダル。両面ペダルにしてもコストがそんなに違わないと思うので両面ペダルにして欲しかった。
・サドルもいまいち。試乗だけで痛くなったので直ぐに取り替えました。まぁこれは合う合わないがありますが。
・バッテリーの残量の表示が5段階だとアバウト過ぎるので、少なくとも10%刻みくらいにはして欲しい。
・ディスプレイの取り付け位置がもっと自由度があると嬉しい。ショップで少し調整して貰いましたが、もっとステム側に移動出来たら良かった。他のサイコンやライト、アクションカメラなどこの周りに取り付けたいものが色々あるので。
・折角ケイデンスやパワーも計れているので、ガーミンなど他社のサイコンと連携出来たら嬉しい。バッテリー残量やその時のアシスト力なども収集出来ると面白いです。

そんなところでしょうか。

11/05 益田INAKAライド2023(BESV JG1)

100km信号がない「100ZERO」コースを走りたいと思い、今年はエントリー。エントリーした時はe-bikeを購入していなかったのでロードで走る予定でしたが、e-bikeを購入し気が変わりました。このところ体調も良くないし、ロードで普通に走っても面白くないと思い、e-bikeで走ることにしました。e-bikeで160km、出来ればバッテリー1本で走り切れるか、ということにチャレンジしても面白いかと。やっぱり何かテーマが欲しいですから。
益田に行くのは初めて。岡山から270km程、山陽道、尾乃道、中国道浜田道と大半が高速道路ですが、4時間近くかかって到着。前日受付を済ませて17時過ぎにはお宿にチェックイン。一昨日の悪い体調のままだと厳しいので出来るだけ寝て体調を整えることにします。(十年前は夜中移動して、そのまま寝ずにランニング大会に出たりしましたが、もうそんな事は出来ない歳になりました。)
朝4時半頃起き、6時前に指定駐車場に行き、準備して会場へ。出走サインはゼッケンのQRコードを読み込む方法になっていて、この辺りも進化してるのね。スタート地点に並んでいるとBESV JGR1.1で同じ160kmを走る方が来られたので、少し談笑。他にもヤマハグラベルe-bikeの方が一人とe-bikeで160kmを走るのは3人だけのようでした。120kmは未確認。
7時にスーパーうさぎグループからスタート、私はうさぎグループの最後尾辺りでスタート。話に聞いた通り、市街地は全て青信号にして止まること無く走らせてくれるようです。石見空港手前にアップダウンがあり本日初めてエコモードを使ってアシストし空港へ。滑走路を走れるというのもこのイベントの楽しみの1つだと思いますが、今年は走れないのがちょっと残念。空港では全員揃うのを待つためか暫し待機した後リスタート。リスタートした直後、浅田顕さんを発見。コース監修者というだけだと思ってましたが現地に足を運ばれてるんですね。
空港まではパレード走行でしたが、ここからはそれぞれのペースでの走行になります。海岸線に出ると追い風も手伝って軽く30km/hオーバー。重いe-bikeで付いて行くのはなかなかしんどい。普段はちょっと距離を置いて走るのですが、そうも言ってられず、前の人を風除けにピッタリくっついて何とか付いて行けれる感じでした。内陸に入ると徐々に上り基調になり、坂を登っていたら「e-bikeですか?」とサポートライダーの方に声をかけられました。激坂があるとバッテリーの消耗が激しいのでコース内の激坂区間を教えて貰うと、この先の30km辺りと、匹見峡を過ぎて、このコースの最高地点辺りがきつい上りとのこと。そんなに激坂は無さそうなので一安心。体調も一昨日のようなことはなく今のところ大丈夫そうなので、上り坂も出来るだけエコモードで登ることにしました。そんな中BESV JGRの人がロードの人達を一気に抜き去って登って行かれました。JGRはJG1の1.4倍位のバッテリー容量がありますが、「あの調子で登って160km走れるの?」と他人事ながら心配になりました。教えて頂いた通り30km手前辺りで急坂が続きますが、ここはエコモードで苦しくなった時だけ数秒スマートモードという方法でしのぎました。峠を越えると一気の下りで、下り切った所が最初のエイド(二条)でした。最初のエイドからそうめん、バナナ、せんべいが出たのでしっかりいただく。
ここから62km地点の横田のエイドまでは短いアップダウンが幾つかありましたが、エコモードで乗り切ったので、ここまででバッテリーの目盛りは1目盛り減っただけです。JGRの人がおられたのでバッテリー消費を聞いてみたら、丁度3目盛り減ったところだったようで、160kmは止めて120kmに変更しようかと言われていました。スマートモードで坂をあれだけガンガン登っていたらそうなるよね。この後この方を抜いた後、次以降のエイドでお見掛けすることがありませんでした。
横田のエイドからは匹見川沿いに50kmほどずっと上りが続きますが、50kmで600m程登るので、勾配的には平坦~1、2%の坂がずっと続く感じ。ここで気付いたのが1%程度の坂がロードに付いて行くのが一番厳しいシチュエーションだということ。1%程度の坂だとロードの場合24km/h以上のスピード域になるので、e-bikeはアシストが無く、かつ、e-bikeの重さが効いてきて、急に加速されたりすると離されて、また距離を縮めるのが一苦労でした。澄川レストのエイドからは激坂区間を教えてくれたサポートライダーの方とまた一緒になったので、匹見峡レストパークまでひたすら付いて行きました。殆ど24km/hオーバーだったので、しんどかったけどこれはこれでなかなか楽しかった。
匹見峡レストパークでは昼食。おにぎり2個、焼きそば、チキン、汁物、杏仁豆腐、梨となかなかのボリューム。ロングライドの大会にも結構参加しましたが、これだけのボリュームの食事が提供される大会はあまり記憶にないかも。十分時間をかけて食事をしましたが、スーパーうさぎグループが出発するのを更に待ってからの出発となりました。速い人達のグループだから、うさぎグループがエイドに着いた頃にはもう出発していて会うこともないのかと思ってましたが、追い越し時の事故を防止するために速いグループと遅いグループと分けているだけなのかな。エイドが混雑しないためにはもう少し早く出発させても良いのかなと思いました。
匹見峡レストパークを出発するとトンネル入口の手前を右折し表匹見峡へ。美しい渓谷でゆっくり見て回りたいところでした。表匹見峡が終わりトンネル区間の先に出ると、今コース最高地点である鍋ヶ峠トンネルまでだんだんと勾配が上がって行きます。途中で良いペースの女性ライダーに抜かれたので、エコモードで必死に付いて行きます(^^;スマートモードなら簡単に抜けますが、そんな野暮な事はしません。e-bikeでもある程度苦しさを共有したいので。何とかトンネルまで食らい付いて行けました。
トンネルを抜けると350m程一気のダウンヒル。前回のライドでも感じましたが、太いタイヤとディスクブレーキの効果は大きく、楽に、かつ、安心・安定して下れるので、長い下りも苦になりません。ライダーも自転車も重いので簡単に前に追いつくかと思いましたが、転がり抵抗が大きいのか、どっこいどっこいくらいでした。ロード同士だと私の方が追いつくことが多いのですが。126km地点の美都エイドからは120kmコースと160kmコースに分かれ、160kmコースは2018年のロード全日本選手権のコースとなった道を走ります。全日本選手権のコースになっただけあって短いアップダウンが幾つも続きます。最初の上りでバッテリー残量の目盛りが1つ減って残り2目盛り。続く幾つかのアップダウンでもう一目盛り減り、残り1目盛り。残り1目盛りになると直ぐにエコモード固定に落ちるので、最後の峠越えまで持つかと思いましたが、計ったかのように峠直前でエコモードに強制移行となりました。峠から下ったら益田市街地に入り、ゴールは直ぐでした。子供たちやスタッフが大声援で迎えてくれました。
「e-bikeで160km、出来ればバッテリー1本で走り切れるか」というミッションコンプリート。JG1のバッテリー容量は他メーカーの機種の半分くらいの容量ですが、ケチケチ作戦で行けば、それでも
160km走れました。その分楽ではありませんが、それでも坂を少し楽に登れる分、ロードよりは疲労度は少ない様に感じました。なお、ヤマハのe-bikeの人も無事完走されてました。

最後に、この益田INAKAライドで一番感じたのは、地元の人の応援が半端なく凄いこと。私も30歳代の頃から自転車のレースやロングライドイベント、マラソン大会、トレラン大会など数多く参加して来ましたが、160kmの全域、通る集落で誰かしら沿道に出て応援してくれる人がいるのは初めてでした。四万十川ウルトラマラソンもそれに近いものがありましたが、それ以上かも。自転車ロングライドイベントとか自転車が列をなして走るので、迷惑がられることも多々あったりするので、この応援には感動しました。スタッフ、ボランティアの方も多く参加され、大会を盛り上げて下さって、そのおもてなしにも感謝します。このイベントが地元に根付いたイベントになっているのを感じました。来年も参加したいし、同じコースをもう少しゆっくりじっくり走りたいのでソロライドでまた益田を訪れたいと思います。

 

スタート前

石見空港

匹見峡レストパーク

表匹見峡

スタート・ゴールのグラントワ

バッテリー1本で耐えました。

 

不整脈、今日は終盤にちょっとだけ出ただけでした。

 

11/3 瀞川林道(BESV JG1)

お天気が良さそうなので、一番走りたかった瀞川林道へ。こちら方面へ来るのは姫ボタル瀞川平トレイルラン以来かな。瀞川林道はOSJの氷ノ山トレイル(3回参加)や姫ボタル瀞川平トレイルラン(2回参加)で、その一部ですが何度もランで走っています。良く整備された林道でグラベルロードでも気持ち良く走れそうな印象が残っていたので行ってみることにしました。
スタート地点の兎和野高原へは岡山からだと大きく迂回しないといけないので移動に時間がかかるのが難点。トレランの会場でもあった兎和野高原野外教育センターに車を停めさせて頂いてライド開始。この上ないお天気で楽しくなりそう。トレランでは登山道を登って林道の途中に出たので林道入口からは初めて。最初は勾配も緩く路面も整地されていて気持ち良く走れます。「こんな道を走りたかったんだよ~」って感じ。はちまき展望台に着くと素晴らしい展望で蘇武岳や三川山などが見えました。展望台からは勾配もきつくなったのと不整脈が既に出ている感じでしんどいのでスマートモードを多用。坂を登り切るとストレートの道、ここはトレランでも走ったのでよく覚えています。その時のことを思い出していたら、見覚えのあるOSJの標識とパワーバーの黄色いテープを発見。奇遇にも今週末トレランのレースがあるようです。(帰って調べるとKAMI100という瀞川山、鉢伏山周辺を3周する100kmのレースが開催されるようです。)トレランの時は「直線の道だな~」くらいでしたが、これだけ長いストレートの道がある林道は珍しいようです。ストレートが終わり瀞川山山頂の横を通過するとやっと下り区間。おっかなびっくりゆっくり下っていたらグラベルロードの若者二人組が追い抜いて行きました。下り切った所が野間峠で、そこから少し上り返した所から北へ降りる道があるのでここを降ります。ここまでまだ9km程ですが、既にバッテリー3目盛り消費。やぱりスマートモードを多用すると一気にバッテリーが減ります。予定では秋岡まで降りたら、今度は仏ノ尾林道を走る予定でしたが、この調子ではバッテリーが持ちそうにないので予定変更。検討した結果、R482を小代峠まで登ることにしました。登山やトレランをやっていた頃、この区間は通行止めでしたが、やっと開通した頃には登山もトレランも止めてしまって通る機会も無かったので、今日が良い機会と思い決定。
秋岡までの降り道、自分の脳内では舗装路だった記憶に変わってましたが、途中のとちのき村までは殆ど未舗装路でした。とちのき村は第1回氷ノ山トレイルの最終チェックポイントで、制限時間まであと10秒のカウントダウンの中、ギリギリで関門通過した思い出の場所。道路の路面状況は覚えてなくても、その時のことは今でも鮮明に覚えてます。とちのき村から秋岡までは舗装路の急な下りが続きますが、太いタイヤとディスクブレーキだと楽に安心して下れるので実に楽しい。
秋岡からR482に入ると直ぐに狭い川沿いの道。ここもなかなかの酷道(国道)。紅葉の季節でもあるためか、時折車やバイクが通るのでフロント・リアともライトオンで走ります。前半は勾配も緩くエコモードで出来るだけ耐えてましたが、後半は急坂も多くなり、峠まで半分くらいの所でバッテリー1本目終了。バッテリー交換して更に登っていると20人くらいの自転車のグループが対向して下って行きました。氷ノ山の周りを一周するのかな?この辺りも不整脈が出て苦しく普通ならエコモードで耐えれそうな所もスマートモードにしないときつい。最後は九十九折りの道を登って行くとやっと小代峠に到着。距離約10km、標高差600m、長い上りでした。トレランレースをやっていた頃から今思うと不整脈が出ていて、心拍が上がり過ぎて辛く途中棄権したレースも幾つかありましたが、その時と同じ感じ。峠で食事も兼ねて暫し休憩。気温が上がって暑いくらいでしたが、峠で休んでいると丁度良くなりました。峠からは東因幡林道が扇ノ山へ続いていますが、自転車では昔MTBで小代峠から途中まで走って折り返したことがあるだけだったと思います。またJG1で全線走ってみたいですね。
峠からは折り返して下り、水間地区から峠を越えて兎和野高原へ戻ります。ここまで2本目のバッテリーも30%位消費。兎和野高原まで持つかな?下りはダラダラと渓谷美を楽しみながら下ります。道が狭く対向車を絶えず意識しないといけないのが玉に瑕。水間地区から兎和野高原まではずっと上りだと思ってましたが、途中一二峠(ほいとうげ)という峠を越えたら一旦萩山地区へ下り、そこから上り返して兎和野高原でした。標高差も500mほどあり結構な上りでした。急坂も多くスマートモードを多用していたらどんどんバッテリーを消費し、瀞川林道入口の峠まであとちょっとの所でバッテリーの目盛りが1つに。丁度棚田を見渡せる休憩所があったので小休止してから峠へ。そして最後峠まで数十メートルの所でエコモードに強制移行。ほんとギリギリでした(--;兎和野高原野外教育センターに戻るとトレラン大会の設営をやっていました。
今回は距離54km、獲得標高1700m位で、バッテリー2本まるまる消費しました。やはりスマートモードを多用するとバッテリーの減りが激しいです。グラベルを走る場合は距離は短めで計画しないとだめですね。氷ノ山界隈はグラベルもたくさんあるので、また色々と計画したいと思います。

 

兎和野高原野外教育センター

瀞川林道入口

ちまき展望台からの眺め

ちまき展望台の所でUターン

長い直線の道

明後日、OSJのトレランレースがあるようです。

瀞川山から鉢伏山への下り道

紅葉もまだ楽しめました。

下って来た道を振り返る。

とちのき村への下り道の途中から 赤く染まった青が丸、仏の尾

八反滝

R482の紅葉

小代渓谷の紅葉

小代峠手前の九十九折の道

小代峠

天空の棚田

オレンジが今回のコース

不整脈がかなり出てました。

 

10/29 八塔寺林道(BESV JG1)

翌日は八塔寺林道へ。以前、白水の滝へロードで行きましたが、その先が未舗装で進めなかったので気になっていました。白水の滝側から行くと遠回りなので、南側から行くことにしました。
目的のグラベルは藤橋家ひよこファーム吉永農場という養鶏場の先から始まります。入口で写真を撮っていたらジムニーが林道へ入って行きました。前回もオフロードバイクのグループが来てましたから、ここを走りに来る人もそれなりにいるようです。林道は最初は勾配も緩く、路面も荒れておらず乗って行けました。直ぐに分岐があり、左に行けば八塔寺に出られたり、滝宮ダム方面にも行けたりするのではと思いますが今日は寄り道せず白水の滝方面へ進みます。分岐からは勾配がきつくなり、路面も荒れていて一旦止まるともう乗り直すことが難しくなりました。無理に乗ろうとして立ちごけ。片面のみのSPDペダルにしたけど、もう片面がフラペになっているSPDペダルにした方が良かったかな。それからは無理をせず峠まで押し歩き。30年の時を経てまた同じことをやっている自分が可笑しかった。峠を越えてやっと乗れると思いましたが、路面は更に荒れているし至る所に溝が掘ってあり丸太を埋めてあるので、まったく乗れず下りもずっと押し歩き。白水の滝が近くなってやっと乗れましたが僅かな距離でした。自分の技量では緩やかな勾配で路面も奇麗な道しか乗れないことを再確認した次第。このままでは欲求不満なので白水の滝で休憩し、近場で別なグラベルが無いか地図をチェック。近くの黒見山の南側にありそうなのでそちらへ。予想通り入口から未舗装だったので迷わず突入。沢沿いの道で気持ち良く走れます。途中から勾配が上がりますが、アシストを得てグイグイ登れ、なかなか楽しい。もっと走りたかったが、沢沿いの道は直ぐに終点。Uターンし少し下った所から山頂方面へ作業道があったので今度はこちらに進んでみるが、勾配がきつく初めから押し歩き。登って行くと更に道も荒れ、道をシダが覆うようになった所で撤退。下りはおっかなびっくり乗って降りました。短いグラベルでしたが、アシストされてのグラベルの登りも楽しめたので、本日のグラベルはこれで終わりにしました。滝宮ダム方面へ下る道は岡山国際サーキットからの帰り道としてここを通る走り屋の車が怖いので、一つ西隣の道を下ります。下っているとバイクのお巡りさんに後ろから声をかけられました。この辺りに住んでいる人しか知らないような道を通っていたので怪訝に思われたのでしょう。事情を話すと納得して貰えました。アゼリア館に立ち寄り休憩してから帰りました。(アゼリア館、今までは早い時間に営業終了してましたが、営業時間を伸ばしたのかまだやっていました。)本日は距離82km、獲得標高600mで、バッテリー消費70%くらいでした。

               林道入口

備前市美作市の境の峠

白水の滝近く

                     万善からの林道

山頂方面への作業道

足元にはセンブリが咲いていました。

 

10/28 グラベル初走行(BESV JG1)

初乗りでは予定していたグラベルを走れなかったので、今回はグラベルを走ってみようと検討。一番行きたいのは氷ノ山界隈のグラベルですが、山陰はお天気が悪そうなので何時も走っているコースで気になっていたグラベルを走ってみることにしました。で、最初に選んだのは是里オフロードパーク近くにある林道(林道深山線)。このコースはまあまあ走っているので、ロードでの走行とJG1ではどう違うかを検証する目的もあって選びました。

先ず、初乗りではスマートモードで走ったら全然バッテリーが持たなかったので、以下のMyルールを設定して走ることにしました。これでどれだけバッテリーが持つかも検証してみます。
Myルール
(1)下り、平坦は基本オフ。巡行速度に達した後はロードとそれ程変わらないけど走り出しは重いので走り出しだけエコモード。
(2)1~2%位の坂も基本オフ。坂が長く続く時は時々エコモード。
(3)それ以上の勾配の坂はエコモードで出来るだけ耐えるが、辛くなってきたらスマートモードに移行。体が楽になったらまたエコモードに戻す。

何時もの和気ドームからスタート。片上ロマンチック街道はほぼ平坦で、少し緩い坂がある程度。平坦はアシストオフで走ってみますが、20km/h前半くらいのスピードならロードと大して変わりませんが、25km/h以上のスピード域で走るのはちょっとしんどい感じ。緩い坂もアシストオフで走れますが、時々エコモードに入れてやると楽に走れます。柵原の吉ヶ原駅にはロードだと1時間前後で着きますが、10分程多くかかったので、やはりロードよりはスピードが出ない分時間がかかります。
県道52に出て吉井川を渡ると山頂たまごと言うたまご自販機のある峠までは峠付近以外は緩い上り。基本アシストオフで時々エコモードにすれば楽に登れました。峠付近は勾配がきつくなりますが、ここはずっとエコモード登れました。峠からは本山寺へ向かいますが、この辺りは10%前後の勾配も多いので、基本エコモードで辛くなりそうになったら短時間だけスマートモードにし、心拍を上げ過ぎないようにする方法でしのぎます。スマートモードはAIモードのはずなんだけど、思うようなアシスト力にならないので、手動でモードを切り替えてコントロールしてる(笑)本山寺五重塔の先からは緩くなり峠へ。ここまで距離37km、獲得標高480m程でしたが、バッテリー残量の目盛りが1目盛りも減っていませんでした。アシストを必要最低限レベに抑えれば、かなりの距離走れそうです。
峠からは是里森林公園や是里オフロードパーク方面へ。森林公園は荒れていて訪れる人もいませんが、オフロードパークの方は何時通ってもオフロードバイクの人たちが来ています。本日メインの林道はオフロードパークから少し下った辺り、林道看板によると林道深山線という林道でした。近くに深山という山名の山があり、林道の途中から深山方面へ向かう派生林道もあるようです。林道入口辺りは夏草がまだ茂っていてどうかと思いましたが入口辺りだけでした。路面は荒れておらず30年ぶりくらいにオフロードを走る初心者レベルでも走れる道でした。地形は予習して来なかったので、平坦や上りもあると想像して来ましたが結局ずっと下りで、アシスト有りでどのくらい楽に登れるか試せなかったのが残念でした。なお途中に派生林道が幾つかありましたがどれも一般車両進入禁止でした。
林道が終わり血洗の滝へ向かおうと思っていましたが、こちらは荒れいて通れそうにないので止め、少し下った所から河見の集落方面へ登り、柵原へ下って帰りました。距離77km、獲得標高870mでバッテリー残量の目盛りが2目盛り減っただけでした。大体50%位の消費だったと思います。これだけケチケチ走れば100kmは余裕で走れそうですが、コース中に激坂区間がどれだけあるかによって全然違ってくると思います。必要最低限のアシストで走りましたが、それでも心拍数を上げ過ぎないように走れるだけでも、疲労度はロードで走るよりも少ないように思いました。スマートモードが自分の思うようなアシスト力にならないのがちょっともどかしいですね。アシストレベル2固定モードがあれば、もう少し坂を楽に登れて、かつ、バッテリー消費も抑えられるのではと思います。

是里森林公園手前の峠にて

林道の看板

林道深山線入口

ペダルをSPDビンディングペダルに変更

林道途中にて

林道を抜けた所

 

10/22 BESV JG1初乗り


初乗りに向けての準備
・サイコンとライトの取り付け
 ハンドルをステムに固定するためのネジを利用して取り付けるマウントを買ってガーミンのサイコンとライトを取り付け。ハンドルの上にBESVのディスプレイが付いているので、マウントに付いていた40mmのネジでは長さが足りず、ホームセンターで70mmのネジとスペーサーを買って来て、ディスプレイと干渉しないように取り付けました。
・予備チューブ2個購入
・前輪、後輪を外すため6mmと8mmの六角レンチ、ペダルレンチ(15mm)が一体となった工具購入。
・サドルは着いたいたものが試乗しただけで痛かったので、手持ちの物に取り合えず交換。
・ペダルは初乗り後にSPDビンディングペダルに交換しました。(フラットペダルだと踏み外す怖さと、踏み位置が定まらずパワーロスするので。)

近場でグラベルをちょっと走れそうな所でまだ行ったことのない場所をストリートビューで探して、鹿久居島まほろばキャンプ場への道を走ってみることに決定。スタートは日生運動公園。先ずは平坦路をアシスト無しで走ってみる。ロードの倍くらいの重量なので走り出しが重く感じますが、巡行速度に達した後は、アシスト無しの自転車と比べて「より踏まないと進まないな」といった感じはありませんでした。平坦はアシスト無しで行けそうです。それとロードに比べて乗り心地の良いこと!30年前にMTBに乗ってましたが、「太いタイヤにするとこんなに乗り心地良かったかな?」とその感覚をすっかり忘れてました。
備前日生大橋手前でスマートモードに切り替えて橋を登りますが、強いアシスト力で、後ろから押されている感じで強く踏まなくても勝手に進んで行きます。自分的にはそこまで強くアシストされなくてもよく、辛くないけど楽でもないレベルのアシスト力が丁度良いのですが、ある程度の傾斜以上になるとアシストレベル1(弱)~5(強)の4や5に張り付いてしまうようです。アシストレベル1のエコモードに切り替えると、アシスト力が弱く、自力で登るより若干楽かなという感じ。スマートモードで軽いギヤを高回転で回しトルクをかけないようにしたらアシストレベルを下げられるかと思いましたが、変わりありませんでした。、
まほろばキャンプ場への入口に着くと、「利用者以外は進入禁止」の看板。ストリートビューで見られたのでてっきり一般車両進入可と思ってましたが、、、。一番楽しみにしていた部分を走れなくなってしまいましたが仕方ありません、グラベル走行は今日は諦めることに。もう一つの候補だった虫明林道にしておけばよかったとちょっと後悔。折角鹿久居島まで来たので頭島まで行き、集落の中の路地探検。たぬき山展望台という展望台があったのが新しい発見でした。帰りの下り坂ではディスクブレーキの効果を試します。今までリムブレーキの自転車しか乗ったことが無かったので軽く効かせるだけでもかなりの制動力が得られて、ブレーキングが兎に角楽。今までは長い下りでは手が痛くなって、下りなのに途中で停まって休むこともありましたが、そんなことも無くなりそうです。あと、太いタイヤのもう一つの効果として、下りの安心感、安定感がロードとは違いますね。この感覚も久しぶりに体感しました。
一旦スタート地点の日生運動公園に戻って、今度は赤穂方面へ海岸線の道を走ってみます。こちらの道を通るのは初めてでしたが、景色も良く、車も殆ど来ないので自転車で走るにはなかなか良い道でした。備前福河(兵庫県なのに備前)駅の側からR250に出て、福浦峠を越えて岡山県に戻りますが、そのまま日生運動公園に戻っても面白くないので、もう1本坂を登ることにしました。山陽道が近くを通っている帆坂峠へ登る道があったので、こちらの道を登って

みましたが、半分くらい登ったところでバッテリー1本終了。ここまで距離30km、獲得標高630m。予想以上に走れなかった印象。スマートモードで走ると楽だけど、電力消費が激しく、ロングライドを行うためにはエコモードを多用する必要がありそうです。バッテリーを予備に交換し帆坂峠からは山陽道に沿った県道を通り、備前ICまで走り、そこからブルーラインへの道を通った帰りました。

初乗りということで、メーカーお勧めのスマートモード(AIによるおまかせモード)で走りましたが、それではロングライドは無理と判ったので、次回からは各モードをどういうシチュエーションで使うかMyルールを設定して走ろうと思います。

備前日生大橋

たぬき山展望台からの眺め

頭島大橋

赤穂へ向かう海岸線の道

備前福河駅近くにあった赤穂まで二里の道標

福浦峠