6/18 キンセイラン

 つ、つ、ついにキンセイランに出合うことが出来ました!(「つ」をもう一つ付けても良いくらい(^^;)花の追っかけをやっていた時は毎年、止めてからも3年に1度くらいは思う所に探しに行っていましたが、今まで縁がありませんでした。最近は「山歩きをやっているうちに何時か出合えたら良いかな」と諦め気味でしたが、それでも諦めずら探し続けてみるものですね。この間のヒナランのように、殆どは徒労に終わるのですが、こんな日も偶にあるから、その分感動も大きくなるってものです。昨日、社内研修で「最近一番嬉しかったこと」を話す機会があったのですが、研修が来週だったら間違いなく今日のことを話すでしょう。十数年来の課題をやっとクリア出来ました。
 出合ってみると、キンセイランは案外目立たない花でした。植林の林床で見つかることが多いようですが、今回も植林。下草があまり無いので見つけ易いからでしょう。広葉樹林だと花の色が薄い黄色なので沢山の緑に埋もれて見つけ難いのがよく判りました。しかし、日の光を受けると鮮やかな黄色になり「金星蘭」の和名通りの輝きを見せてくれました。日ごろ目立たないが何か光り輝けるものを持っている人に惹かれるように、この花にもそんな魅力があるようです。
 今回見つかった場所はあまり人が訪れるような場所ではないので大丈夫だと思いますが、ヒナランの様に盗掘された現場も何度か見てます。この環境が今後も維持されますように。