長義山〜ダルガ峰〜駒ノ尾山登山口(兵庫県側)〜舟木山〜ダルガ峰〜長義山、峰越峠から江波峠・三国平

10/31はまた後山の山域へ。ダルガ峰から鍋ヶ谷山の兵庫県側の登山道は歩いたことがないので、1度は歩いておこうと今回行ってみることにした。1日で全部歩きたいので長義山の登山口を起点に
 長義山〜スキー場上端〜ダルガ峰〜駒ノ尾山との鞍部〜駒ノ尾山登山口〜
 鍋ヶ谷林道〜舟木山〜ダルガ峰〜スキー場上端〜長義山
というルートで歩くことにした。
今回は上郡から北上しちくさ高原スキー場へ。こちらから行く方が時間的に近い。スキー場では登山の準備をしている人がいたし、長義山登山口までの車道を登っている人もいた。今日この辺りを歩く人は私だけではないようだ。
9時半に長義山の登山口を出発し、直ぐに長義山に着く。今まで「ちょうぎさん」と思っていたが山頂標識では「なぎさん」と読むようだ。長義山からは一気の下り。この辺り踏み跡も判り辛いがテープを頼りに進めば良い。鞍部からは道もはっきりし要所には最近設置されたと思われる道標もあった。一端スキーゲレンデに出て上端まで上るとダルガ峰への登山道が続いていた。手入れされた植林の中の平坦路、気持ち良く走れそうな場所だ。
ダルガ峰と駒ノ尾山との鞍部からは兵庫県側の駒ノ尾山登山口へ降りる。最近草刈りがされたようで歩き易い。地図では谷沿いに点線があるが道は谷沿いには付いていないようだ。GPSで位置確認するが、GPSが示す位置よりも谷沿いな気もする。ずっと植林の中だし今のGPS衛星の位置も捕捉に厳しい位置にあるのか、誤差が大きそうだ。結局登山口までずっと植林で歩いて面白いコースではなかった。
登山口に出て車道を少し下ると鍋ヶ谷林道の入口。入口に奥ノ院の道標があり、林道の終点辺り、鍋ヶ谷にも奥ノ院があるようだ。林道は緩やかな道が続く。距離の割には標高は稼げない。舟木山への登り口が判るのか少し心配だったが、登り口には道標がしっかりあった。林道終点も奥ノ院もそこからもう少し先のようなので、登る前に奥ノ院まで行ってみることにした。林道終点に着くと一人登山者がいてちょっと驚いた。奥ノ院を尋ねると林道からもう少し入った所のようでその方もこれから行ってみるところだった。その奥ノ院は林道終点から300mほど入った沢沿いにあった。後山の奥ノ院のように巨岩とか信仰の対象になるものがある所に奥ノ院はよくあるが、ここの場合なぜここなのかよく判らなかった。
再び登り口に戻り舟木山を目指す。登り始めは少し判り難い道だったが少し登るとはっきりした道となった。ずっと急斜面が続くのでなかなか辛い。12:45 舟木山山頂の直ぐ側の縦走路に出る。この間通った時は入口がちょっと藪っぽくなっていると思っていたが、この辺りも最近草刈りがされ新たな道標も設置されていた。
船木山からは後山へピストンしても良かったが、下山後、時間があれば峰越峠から江波峠へ歩こうと思っているので後山はパスし駒ノ尾山へ向かう。その駒ノ尾山も山頂はパス。その代わり1206mピークを久しぶりに踏むことにした。あまり登る人はいないようで以前より踏み跡が判らなくなっていた。ダルガ峰からは下りだけ走って下り長義山登山口へ戻る。14時55分に登山口着。
直ぐに車で峰越峠へ移動し休憩所に車を止め出発。丁度降りてきた人に「えっ、今から登るのですか?」と尋ねられた。もう15時だから無理もないが、日没まで2時間もあると考えるか、もう2時間しかないと考えるかの違いだと思う。こちらの道は幅も広くよく整備され、たとえ暗くなっても歩けそうな道だった。道の左が植林、右が天然林となっていて、斜光が差し込みブナの黄葉が際立つ。道の所々に「源流探訪ツアーコース」の札があり、なぜ源流なのか判らなかったが、江波峠と若杉峠との分岐点に着いて、天児屋川の源流が近いことを知る。江波峠はその分岐から下って直ぐの所であった。自転車をやっていた頃、この峠も行ってみたいと思っていたが、自転車をやらなくなって久しい今、ここを訪れたのが我ながら面白かった。峠から直進すると源流で、左に進むと三国平というピークのよう。先ずは三国平へ行ってみるが、ネマガリダケを刈って作った道を進むと直ぐに三国平に着いた。その先に顕著なピークが見えるが道は無さそうだ。出来れば大通峠まで道を付けてくれれば良いのに、と勝手なことを思う。峠まで戻り今度は源流に行ってみるが、こちらも峠から直ぐだった。立派なモニュメントが立てられているが、源流モニュメントなんて四国吉野川の源流の碑以来だろうか。しかし、こちらは源流も植林地というのがちょっと悲しい。分岐まで戻り若杉峠方面へ少し歩いてみるが、時間もないので引き返す。16時15分峠に戻る。

腕時計の値
 距離  22.8Km
 標高差 1540m

長義山登山口

長義山

ダルガ峰への道

駒ノ尾山登山口

鍋ヶ谷林道入口

鍋ヶ谷奥ノ院

林道終点手前からの眺め(1)

林道終点手前からの眺め(2)

林道の舟木山登山口

縦走路に出た所

駒ノ尾山避難小屋から舟木山、後山を望む

江波峠

三国平

天児屋川源流モニュメント

黄葉(1)

黄葉(2)

黄葉(3)

夕日に染まる植松山

GPSデータ(黄色が今回データ)