ヒゴタイ

今日は広島県の旧比和町ヒゴタイの花を見に行きました。福田頭などこの辺りの山も以前はよく登っていましたが、最近はとんと行かなくなり比和町を訪れるのは久しぶりです。
この花を初めて見たのは10年程前。同町の民家の庭先に咲いてるところを見つけました。民家の方に伺うと自生していたものを庭先に移したものでした。この辺りではお盆にお供えする花、盆花(ぼにばな)だったそうです。瑠璃色がとても鮮やかなのと丸い花の形が可愛らしく印象に残っています。
今回たまたまネットでヒゴタイ観察会や「ヒゴタイ生物多様性と環境のさとやまフォーラム」が催されることを知り行ってみることにしました。折角比和町まで行くので当初は半日山歩きに当てる予定でしたが、雨で断念し、結局ヒゴタイ鑑賞とフォーラム参加のみになりました。

そのヒゴタイですが、数年前からヒゴタイ保全活動が始まって、今は慶雲寺というお寺の一角で種子から育てたものを見ることが出来ます。今回は見頃を過ぎていて瑠璃色も色あせていたのがちょっと残念でした。
フォーラムでは保全活動に携わっている方々のお話を聞くことが出来ました。
 保全活動の取組み
 生物多様性里山環境を守ることの必要性
など興味深く聞くことが出来ました。
ヒゴタイ阿蘇地方などにも分布していますが全部合わせても千株程度とのこと。保全活動が上手く行って比和町のあちこちでまた見られるような日が来ることを期待したいですね。

慶雲寺「ぼにばなの咲く丘」のヒゴタイ


慶雲寺「ぼにばなの咲く丘」から見た里山風景

以下は2002年8月25日に比和町で撮影したヒゴタイの写真です。