11/25 阿讃山脈縦走路トレイルランニングレース

今年は見送ろうかと思っていたこの大会。しかし、今年出たトレランのレースを思い出すと、STYはDNS、信越五岳はDNFで完走したのは平尾台と氷ノ山だけと、これではちょっと寂しい。去年出場してみてトレイル率が高く、しかも結構走れるコースでトレイルレースの面白さを味わえるレースというのもあり出ることにしました。と言うことで締め切りギリギリにエントリー。(でも蓋を開けてみると私より後にエントリーした人が10人もいましたが。。。)

昨年、レース後のアンケートでコースについての意見も何点かさせて貰いましたが、結局コースの変更は無し。私のような上位争いに縁のないランナーはあくまで自己との戦いなのでコースが同じなのは前回との比較が出来てそれはそれで良いかと思っていたら、エントリー後にまさかのコース変更。2km弱の僅かな距離を足す意味がよく判りませんでしたが、結果からその部分の時間を引けば去年との比較は出来るので、同じコース部分で去年より良いタイムで走ることを目標にする。

去年の実績から今年は5時自宅出発で予定通り6時過ぎに駐車場に着く。エントリーが遅かったので駐車場がスタート会場ではなく、スタート直前まで車内でゆっくり過ごせないのがちょっと痛い。送迎バスでスタート会場に着いて、公民館で準備。装備は水500ml、エナジージェル2個、レインウェア(上着)、デジカメ、ストックくらい。これくらいだと軽くて良い。お天気の方は快晴で寒さもさほどではない。ここ3大会、猛暑や雨とお天気に恵まれなかったので久々に良いお天気の中走れるのが嬉しい。

司会の方の「じゅう、きゅう、しち」のカウントダウンに「ななでしょ」と心の中で突っ込みを入れながらスタート。500mも走ると山道に入るので今年も入口で渋滞。アンケートで改善点として挙げたけど改善されなかったのは残念。次回からはもう少し距離を走らせ、ある程度ばらけてから山道に入るようにして欲しいものです。それでも、去年よりは前の方で山道に入ったので、登り始めてからはそれ程立ち止まることなく登ることが出来た。去年は始めからストックを使ったが、数珠繋ぎになっている時に使うのも迷惑かと思い、今回は中盤ぐらいから使うことにする。

スタートから40分程で笠形山まで登ると、そこから竜王山手前までは私のようなレベルでもかなりの部分走れる区間。出来るだけ上り区間も走りたいので、少ししんどいくらいの一定ペースで走る。最初は抜きつ抜かれつがあったが、徐々に同じペースの人達で集団が形成され、6人くらいの集団の最後尾で走る。そしてこの辺りから上りで足の負担を軽減するためとトラバースぎみの道が滑るのでバランスを取るためストックを使う。

竜王山山頂のエイドへは2時間25分で着く。去年のタイムを記憶しておかなかったので早いのか遅いのか判らないのは失敗だった。(帰って調べるとこの時点で7分程遅かった)去年はエイドはスルーしたが、今回はコーラを2杯いただき、少し休憩してからリスタート。休む人もいれば休まない人もいるので集団走行もここまでで、また一人旅に。ここからは下り基調だけど、所々急な上り下りがあり、これが徐々に効いてくる。途中で竜王山までの集団にいた人に追い付いてきたのでその人を目標にし、ペースダウンした人を一人一人拾いながら進む。その人には上りでは近づくものの下りで離され追い付けそうで追い付けない展開が続くが、無理をせず追いかける。

前回コースの最後の下りへ入る所へは3時間29分で着く。前回ゴールタイムが3時間33分なので、この時点で前回の記録を上回れないことが判る。去年は一杯一杯で攻めていたので、あともう少し距離が長かったらきつい状況でしたが、今回はそこまで追い込んでいないので、まだ余力がある状態。それでも同じくらいのタイムで来たのを進歩と見るべきか、そこまで追い込めなくなったのを退化と見るべきかは難しいところ。

そんなことを思いながら、追加になったコースを行くが、オフロードバイクのレースでもあるのか、バイクの爆音がそんな思考を中断させた。新しいコースは尾根道を1km弱進み、右に折れて下ると新たな林道に出て、先ほどの尾根道の少し下を戻るようになっていた。そして林道の途中から前回の下り道へ入る。ここでやっと「新たな林道が出来て山道が分断されたのでコース変更したのか」と、コース変更の意味を知る。

目標にしていた人に続いて下り道に入り、少し下ると何故かあっさり道を譲ってくれた。「あとはくっ付いて行ってそのままゴールかな」と思っていたので予期せぬ展開。道を譲ってくれたからにはゆっくりも下れないので、気合いを入れ直して自分なりにハイペースで下る。そうすると前が見えて来たのでそのまま3人抜いて4人目に追い付いた所で山から出る。そして、4人目もと思ったら、山から出た所のコンクリートが滑る滑る。「今日一番の難所かも、絶対転ける人いるよな」なんて思いながら慎重に通過し、ゴール手前で4人目を抜いてゴール。タイムは3時間57分48秒で何とか4時間は切ることが出来たが、前回タイムを上回るという目標は達成出来なかった。

レース後は温泉で疲れを癒す。去年は表彰式には参加せず帰ったが、今回は参加することにしたので、それまでの間、休憩室でお昼寝。何とも心地よい一時であった。表彰式では鏑木さんの「苦行にならないためにも兎に角楽しんで走ること。そして疲れて身体が怠くなっても、その感覚を楽しむこと」のお話が印象に残った。確かに、後半になってもペースダウンせず最後まで調子良く走れた時などは、苦しさや疲れも、それが心地よく感じることがありますし、逆に途中で一気にペースダウンした時などは苦しいだけになってしまうこともありますね。そのためにもレースマネジメントをしっかり行い、少し余力を残してゴール出来るような走りをしないといけないと改めて思いました。そう言う意味では今回タイム的には前回を上回れませんでしたが、良い走りは出来たのでは思う。表彰式の後はジャンケン大会がありました。抽選会やジャンケン大会で何か貰えたことが殆ど無いので期待していませんでしたが、今回は2回目で早くも商品(手袋)をGET。最後まで残っていた甲斐がありました。(最終的には全員何か貰えたんだけどね。)

腕時計の記録(Garmin Forerunner 610使用)

距離 24.2km

平均速度 6.1km/h

総標高差(上り) 1690m

総標高差(下り) 1481m

消費カロリー 2746kcal

平均心拍数 158bpm (心拍計の調子が悪く200以上の値を示すことが頻繁にあるので不正確)







トラックデータ 紫色が去年、赤色が今回
今回はGarmin Forerunner 610のログですが、誤差が大きく出ている所があります。