三平山〜毛無山往復

 4/11は三平山〜毛無山へ。三平山〜毛無山の縦走路は何度も歩いているが、今まで通しで歩いたことはなかった。改めて調べてみると往復で距離24km、総標高差2000m程で、今までイメージしていた程数値的には大変でもないので往復してみることにした。カタクリの時期になると人出も多いので、雪も解け日も長くなったこの時期とする。
 7時30分に三平山の登山口をスタート。今週は4日で50km程走ったので、始めから足が怠く思っていた以上に疲れが残っていた。往路だけは頑張ろうかと思っていたがサッサと諦める(^^; 25分程で三平山山頂に着く。山頂には山頂と穴ヶ乢を示す標柱が2つ新たに設置されていた。三平山から穴ヶ乢へは最後が一気の下り。帰ってきてここの上りはきついな、と思いながら下る。穴ヶ乢からは植林の中の急登。そこを越えると平坦になりやっとペースも落ち着いて歩けるようになる。ブナが残っている辺りでまた急になるが直ぐに終わり緩やかに登っていくと朝鍋鷲ヶ山山頂に着く。山頂手前の窪地にはまだ少し雪が残っていた。山頂の櫓に上がって景色を楽しんだ後、金ヶ谷山へ向かう。金ヶ谷山の北東面はまだ一面に雪が残っている様子。今年は暖冬だったからもうすっかり雪も解けてしまっていると思っていたが意外と残っているようだ。金ヶ谷山へはどちらからも急な上りがあり、いつもしんどいなと思う所。その急坂を頑張りスタートから1時間50分程で金ヶ谷山山頂に着く。ここからは折角登ったのにと思うくらいの一気の下りで、その後も白馬山までは平坦な部分があまり無くアップダウンの繰り返し。2時間程歩いて体が慣れてきたのもあり、また、急な下りは滑らない意味でも足に負担を掛けない意味でも小走りで下った方が良いので下りだけ少しペースを上げる。上りになると途端にペースダウンするが、そんな足下にはオウレンの小さな白い花が咲いていて線香花火のようで綺麗だった。白馬山辺りまで来ると気温も上がって暑いくらい。まだ新緑の季節を迎えていないので日差しをもろに受けるので5月より今の方が暑いかも知れないなと思う。スタートから2時間52分で白馬山に着く。ここまで来るとあともう少しだ。ここからカタクリが現れるが、まだ葉だけで花茎が伸びてきているのが少しあるくらい。1週間後に咲くのもあるだろうが2週間後くらいがベストか?十数年前はゴールデンウィーク後半が花期だったように思うので温暖化が進んでいることを実感する。毛無山へはスタートから3時間19分で到着。体調を整え、もう少し頑張れば3時間は切れそうか。また晩秋にでもチャレンジ出来たらと思う。山頂には3組ほどの登山者。まだカタクリには早いので登ってくる人も少ない。この位が丁度良いと思う。その中、麓の集落(岡山県側)の方が登っておられたのでお話をする。自分で撮影した毛無山の写真を本にされていたので見せて頂いたりして、気が付くと結構長話をしていた。11時40分、毛無山を後にする。更に気温が上がって暑いので上は下着1枚になる。水分はペットボトルのジュース2本とハイドレーションパックに2リットルの水で計3リットル用意。余るかなと思ったがこの分だと使い切ってしまいそうだ。ペットボトルのジュース(シャーベットになる奴)はヒートした体を直ぐに冷やすには効果的だしカロリー補給にもなるので何時も凍らせて持って行っている。真冬の雪山でもこれを持って行ったりしてる。金ヶ谷山辺りまで戻るとちょっと疲れてきたが下り基調なので時間的には往路と変わらないくらい。キクザキイチゲが日差しを受け綺麗に花を開いていていた。朝はまだ花を閉じていて気が付かなかったがもう咲いていたのだ。穴ヶ乢まで戻ると後は最後の上りを頑張るだけだが、予想通り最後の急坂が辛い。一気には登れず何度か休んで三平山山頂まで戻る。朝からすると霞んでしまったが、山頂からの景色を楽しんだ後、登山口まで下る。復路は下りなので疲れてはいたが3時間10分だった。

三平山から望む大山〜蒜山

朝鍋鷲ヶ山から望む大山

金ヶ谷山北東面の残雪

白馬山から望む大山

カタクリ広場と大山

毛無山山頂

毛無山から望む大山

GPSデータ(黄色が今回のトラックデータ)