弥高山の雲海

高梁市(旧川上町)の弥高山へはキャンプをしたり自転車で上ったりと何度か訪れていますが、有名な雲海はまだお目にかかったことがありませんでした。11月5日は金曜日でしたが夕方から仕事だったので、「平日ならカメラマンも少なくて好都合」と雲海目当てに久しぶりに行ってみることにしました。
 岡山市からは総社、矢掛、井原と通って行きました。井原まではあまり霧も発生しておらず、「本当に雲海が見られるのかな」と心配になりましたが、井原辺りから霧が出てきて、R313から弥高山へ上がる道では霧で一寸先も見えないくらいになりました。5時半に弥高山山頂直下の駐車場に着き、6時から行動開始。山頂へ螺旋状に付けられた道を上がっていくと直ぐに眼前に一面の雲海が広がります。その海の中、山が島のように浮かぶ景色に、思わず「ほ〜」という言葉が口をついて出ました。「こんな景色が見られるのだったらもっと前々から来るんだったな」と後悔させるはどの景色に、今日来た甲斐は十分にあったと言うものです。南側に出ると展望も良く、山頂まで行かなくても撮影に問題はなさそうなので適当な所でカメラを構えます。生憎、日の出の方向に厚い雲があり、朝日は期待できそうにありませんでしたが、6時半過ぎ厚い雲の中から一寸顔を出し再び消えていきました。それから暫くして雲の上から再び現れましたが、もう既に明るく良い絵にはならないようです。そこで撮影はお終いにして山頂に上がり、大山展望はどうかと見てみます。しかし、こちらはまったく見ることが出来ず一石二鳥とは行きませんでした。
 翌日は3時に仕事が終わったのでそのまま弥高山へ直行します。昨日綺麗な朝日が見られなかったのでもう一度という訳です。5時に着き、暫く仮眠を取った後、昨日よりは早めに山頂へ向かいます。土曜日とあって流石に昨日よりは多くの人出で山頂に着くともう何人もの人がカメラをセットしておりました。昨日よりはやや霧の発生は少なめで、日の出の方向に厚い雲も無く期待して待つと、6時半過ぎ綺麗に朝日が出てくれました。何とか2日目で綺麗な朝日も見られたので、満足して山を下りました。
 次回は朝焼けとなることを期待して行ってみたいですね。