5/1 伯州山〜人形峠

岡山県の山」のHP、時々参考にさせて貰ってます。私も山のHPを開設していた頃ここの管理人さんともメール交換とかしましたが、それも随分昔の話。未だにHPを継続されているのは素晴らしい。そして岡山県の山という山は全て登ってしまおうという情熱は凄い!是非全山完登を達成して貰いたいものです。
 その「岡山県の山」に伯州山〜人形峠が全線繋がったことが載っていたので、それではと行ってみることにしました。縦走路については2009年3月に伯州山〜1031mピークを歩いた際に途中の稜線上に切り開きが出来ていて、「そのうち縦走路が出来るかも?」と思っていましたが、遂に繋がったようです。

 8時前に登山口を出発。林道終点まで登ると長崎ナンバーの車が停まっていてビックリ。
「伯州山さん、あんたそんな遠くからも人が来る山になったのね!!」この山に最初に登ったのは1999年。「鳥取県境の山」という本に紹介されて初めて「そんな山があるんだ」と知った訳ですが、日頃岡山の山を登っている人でも多分その頃この山を知る人は殆ど居なかったのではと思います。今は一番手っ取り早くイワウチワが見られる山ということで訪れる人も多いのかな。そのイワウチワ、今年はすっかり終わってました。遠くからやって来た人には残念だったことでしょう。
 40分程で伯州山山頂に到着。何時もシルエットで見えていた大山も今日は東壁のディテールが判るくらい。一服したら縦走路へ。ここも地籍調査のため切り開かれたようですが、その割にしっかり刈られているところを見ると、その後も登山道として使うからなのでしょうか?ネマガリダケの切り株には注意しないといけませんが、冨栄山〜乗幸山のように酷くは無さそうです。水平道を進み最初のピークから次のピークへは急な上り下り。その2つのピークと鞍部には降り道があり、その内の2つはしっかり刈られていたり、道の縁に丸太を置いてあったりと今後も登山道として利用するために付けられた感じがしました。2つ目のピークからは次の1031mピークへ縦走路が続いているのが見え良い眺め。新緑が眩しい。残雪期はちょっと注意が必要だったヤセ尾根も難なく通過し岩の上へ。この辺りは2009年時点も切り開かれていましたが、その時はここまでしっかり刈り込まれていませんでした。
 1031mピークから御林山にかけてはブナの天然林が残っていて素晴らしい。この辺りも残雪期に何度か歩きましたが、こんなに良い森が残っていたんですね。御林山から下ると見覚えのある鉄塔。巡視路が岡山・鳥取両方向に伸びています。更に下ると鳥取県側から上って来ている車道に出ます。ここにはNTTの電波塔かなにかあったように思いますが撤去されたようです。ここから先、山道が無く「あれ?」と思いましたが、車道を下って最初のカーブの所に入口がありました。道は大畝のピークを避け、県境より少し鳥取県側に付けられているようです。笹原に出て少し登ると高清水高原。無雪期も360度の大展望でした。高清水高原、私が子供の頃とかその前?は登山道があり、登られていたようですが、道が復活しまた登れる山になりました。高清水高原からは県境をトレースし人形峠へ。スタートから丁度10kmくらいでした。
 人形峠からは車道を歩いて駐車地まで帰ります。気温が上がって結構暑い。「確か水場が1箇所あったよな」と降りて行くとまだ涸れずに有りました。冷たい水を戴いて残り頑張ります。赤和瀬渓谷をゆっくり歩いて眺めるのは初めて。なかなか良い渓流ですが、車道からだと樹木等が邪魔して見られない部分も多く惜しい気がしました。下に歩ける小道でもあれば良いのに。歩いていると他にも気付くことが色々。お墓が殆ど小椋姓だったり、意外と空き家は少なかったり、コミュニティーバスの本数の少なさだったり。そんな新たな発見をしながら駐車地へ戻りました。車道の方は8km程で全行程18kmでした。

なかなか楽しめるコースでした。降り道が何処へ降りるのかまた近いうちに踏査してみようかな。将来、恩原三国山から森林公園まで繋がるようなロングトレイルが出来ると良いですね〜。














こちらは2009年の画像

黒色が今回のデータ