宍道湖の夕日

宍道湖の夕日は2001年12月1日に見に行っていますが、この時は山歩きのついでに寄ったため着いた頃にはもう日没寸前で撮影ポイントなど考える暇もなく岸公園からの撮影でした。何時かもう一度ベストポジションから撮りたいと思っていましたが、カシミール3Dでシミュレートしてみると11月7日辺りが斐伊川の河口、丁度山が途切れる方向に日が沈むようなので行ってみることにしました。

 今日は朝から昼にかけて大山の写真を撮り、夕方は宍道湖の予定でしたが、夜中に通過した雨雲がそのまま居座り大山は全く雲の中。朝4時起きして行った甲斐もなくがっかり。結局、今度行こうと思っている大山の撮影ポイントなどを巡ったりして時間を潰し、夕方4時前に撮影地近くの島根県立美術館の駐車場に着きました。ここは3時間以内なら無料なので夕日を見る時にはここを利用すると良いと思います。(岸公園にも10台弱停められるようですが既に埋まっていました。)
 岸公園に着くと日没1時間前と言うのにカメラを設置している人がもういたりします。空は霞んでいて大山展望には不都合でしたが夕日を見るには丁度良さそうです。願わくば上空だけ雲があって燃えるような夕焼けになってくれると嬉しいのですが、2度目でそこまで求めるのは都合が良すぎるかな?撮影場所は松江国道事務所の宍道湖夕日スポット整備というページで調べておいたので袖師地蔵の袂へ移動します。準備をしていると兵庫県から来たというご夫婦と丁度横になったので話すと、同じように大山周辺を散策してからここに来られたとのこと。他に地元の方でEOS10Dを使っている方がいて御机の茅葺き小屋の写真を見せて貰ったりしました。「みんな同じような所を巡っているんだな」と思ってちょっと可笑しくもありました。そんな会話や綺麗な夕景を眺めていると時間の経つのは早く、17時前、嫁ヶ島の松林にかかる手前で綺麗な夕日になってくれました。いや〜、素晴らしい景色!! 画角を変えて撮ったり、カメラを変えて撮ったりと大忙し。そして最後はエクステンダーx2を付けて640mmにし、鳥居の先に沈む夕日が撮れたらと思いましたが、夕日は松林にかかったところで雲間に消えてしまい、呆気なく終わってしまいました。ちょっと残念、でも思っていた以上に好条件で素晴らしい夕景を見ることが出来ました。大山が期待外れだったのでそのまま帰ろうかと思ったりもしましたが、今日は粘った甲斐がありました。
袖師地蔵と嫁ヶ島 EOS10D + EF17−40mmF4L

嫁ヶ島の先に沈む夕日(1) EOS10D + EF17−40mmF4L

嫁ヶ島の先に沈む夕日(2) EOS20D + EF70−200mmF2.8L

嫁ヶ島の先に沈む夕日(3) EOS20D + EF70−200mmF2.8L + エクステンダーx2