4/23 備中高梁歴史街道ウルトラマラニック

去年「つるぎのめぐみワイルドウォーク」というマラニック的な大会に出て、これがとても楽しかったので、今年もと思っていましたが、今年は開催しないとのこと。それに代わる大会として本大会に参加することにしました。合わせて、奥出雲と2週連続でウルトラを走ってみるというのにもチャレンジしてみようかと。

地元岡山の大会でウルトラとしては遅い7時スタートなので、朝が弱い私には有難い。山西哲郎さんの指導のもとストレッチをしたあと7時過ぎに緩〜くスタート。風邪も胃も治らないままだったので先ずはキロ7分くらいのペースで入り、温まったところで6分半くらいに。今日はこのペースが目一杯な感じ。コースは国道313、県道33沿いに走り成羽天神山の登山口でもある観音滝口を先ずは目指します。山野草の写真を撮るのがメインの趣味だった頃は哲多、哲西、東城辺りに頻繁に通っていたので車でよく通っていた道ですが、マラニックでは国道、県道は極力通らず脇道を走ります。「へ〜、こんな道があったんだ」と新しい発見があって面白い。特に用瀬辺りのトロッコ道はまた今度ゆっくり歩いてみようと思う場所でした。
20km地点の備中町黒鳥エイド辺りからは気温も上がって、31km地点、折り返しの観音滝口エイドに着いた頃には早くも草臥れモード。折り返しからは成羽まで来た道を戻りますが、中盤は苦しい時間帯でした。そのせいか黒鳥エイドで受け取れる荷物のことをすっかり忘れていて用意していた捕食を補充出来ず、ちょっとショック。夫婦岩への登り口で63kmの部の人達と別れると一気に人が減り前後に一人二人。エイドで毎回同じメンバーになるので自ずと会話するように。レースじゃない少人数の大会は和気藹々とお喋りしながら走るのが楽しいですね。
52km地点の成羽町のエイドから先はコースで一番きつい上り。距離4.5kmくらいで400mくらい上ります。上りを走る元気は既にないので早歩きでカバーしますが最後の辺りはかなり一杯一杯でした。頂上のエイドで小さな女の子がドリンク剤を手渡してくれたのに救われました。そこから7kmくらい一旦下って登り返すと夫婦岩。久しぶりに訪れましたが、岩の周辺も整備されて綺麗になってました。夫婦岩のエイドでぜんざいにアイスクリームにジュースにとしっかり補給して休んだら体調が戻り体が楽に。この辺りから雨がポツポツ降り出し気温が下がったのも復調出来た要因かな。下り基調もありここからはまた走ります。この辺りでは宇治までの長閑な里山風景を楽しむ余裕もちょっとありました。
宇治のエイドから暫く行くと谷間の道に入り、ずっと上り。何処まで続くのかと思ったら結局ゴールまで上りでした。あと1kmくらいから吹屋の街並みに入りますが、観光客も帰った後で誰も居ない通りを写真を撮りながら歩いていたら、お店の人が出て来て「お帰り、そこを曲がったらゴールよ」と教えてくれたのが嬉しかった。ラ・フォーレ吹屋へ最後の100mだけ走ってゴール。何とか明るいうちに辿り着きました。

 腕時計の記録
 距離 77.25km
 時間 10時間52分
 累積上昇高度 1072m
 累積下降高度  646m

私の今のレベルでは80kmコースをマラニックとして楽しむ余裕がなかった。
景色や人との触れ合いをもっと楽しむには63kmコースの方が良かったかな。