第1回姫ボタル・瀞川平トレイル30キロ

 超汗かきのため暑いのは兎に角苦手。パフォーマンスもかなり低下するのでこの時期のレースは厳しいものになると判っていますが、好きな氷ノ山山域のトレイル、そして第1回大会ということで、「姫ボタル・瀞川平トレイル30キロ」に参加して来ました。

 岡山を3時半に出発。何時もの山陽道播但道で行く。忘れいてましたが、去年11月にYABUマラソンで走った北近畿豊岡自動車道(和田山〜八鹿氷ノ山)を初めて車で走りました。高速が少し延びたこともあり大会の駐車場(氷ノ山トレイルと同じ場所)へは6時に到着。早く着き過ぎたので1時間程仮眠してから受付へ。参加賞は熊鈴と高原野菜でした。参加者は全体で400名弱、40歳以上男子は225人と、予想の倍くらいだったのでちょっとビックリ。再び駐車場に戻って準備。装備チェックは水1リットルと熊鈴だけと聞いたので、雨具は外し(案内では雨具がチッェク対象で熊鈴は有りませんでしたが)
  ・水1リットル(500mlボトル2本)
  ・ジェル6本(5km毎に摂取)
  ・アミノ酸などのサプリメント6個(トレイルラン山の里でも用意したオブラートに入れ直したもの。5km毎に摂取)
  ・熊鈴
  ・コップ
  ・スマホ
  ・デジカメ
  ・ザックはPB Adventure Vest
でいく。
ウェアは
 ・ノースリープシャツ
 ・半パン
 ・何時も履いている圧着ソックスも黒色は暑いのでパス
 ・帽子(普段帽子は被りませんが、暑さ対策で白色で後ろに日除けの付いたものを被ることにしました。)
シューズは
 Montrail FluidFlex
  片足200gと軽量でグリップ力も良いです。軽い分、砂利道などでは路面の凹凸を感じ、痛い時もあるので長距離には向いていないと思いますが、30km程度なら問題ないと思います。

8時半にスタート会場に行き、荷物を預け(貴重品も別途預かってくれたのは良かった)スタートを待ちます。今日ばかりは暑いので小雨くらいのお天気を期待したのですが、期待に反して天気予報よりは良さそうで、晴れ間も覗くお天気になった。

9時にスタート、何時ものように後方からゆっくり付いて行きます。暑い時期、最初に頑張り過ぎると途中で絶対スローダウンするので、楽なペースを心がけます。コース序盤は緩い上りが多く殆どの部分走れ、一定ペースを保てるのが嬉しい。瀞川稲荷を過ぎてからは急な上りが続き、早くも汗ダクダク。序盤からこまめに水分補給を行います。周りはブナの森が美しくのんびり歩きたいところですがレースなのでそうもいかず。

6km程で氷ノ山トレイルでも走った林道に出ると、直線の平坦な林道を1km程走り、瀞川山山頂への短いトレイルをこなします。ここからまた林道を走り鉢伏山だと思っていましたが、今回のレース用に作られた尾根道に入ります。コース的には楽しめるコースですが、小刻みなアップダウンが続き、気温の上昇も相まって体力的に結構辛く、上りでは早くも足が重たくなってきた。最後滑って転げ落ちそうな急斜面を降りて再び林道に戻る。野間峠のエイドで一服した後林道を走り鉢伏山の南側に回り込む。途中風の通り道ではクーラーの効いた部屋に入った様な涼しさで、暫くここに留まりたい気分になる。一転風のない日向に出るとかなり暑く、その温度差に驚く。

階段道の直登を頑張り、鉢伏山山頂へは2時間40分程で到着。氷ノ山の景色を暫し眺めた後、氷ノ山トレイルで上ったスキーゲレンデを下ります。急な斜面は下りも辛い。再び野間峠のエイドに戻り、今度はとちのき村の方へ林道を降り、途中からミカタスノーパークへ降ります。この辺りも急な下りが多く、足が辛いですが、眼下に広がる景色に救われます。そしてスキー場を過ぎると和牛の放牧場、牧歌的景色に暫し癒されます。

放牧場から車道に出ると、とちのき村への上り。去年の氷ノ山トレイルで最後にハンガーノックになってこの上りの辛かったことを思い出す。今日はそこまで辛くないものの、この辺りから胸が痛くなってペースが上げられなくなる。発汗が凄いので水分はかなり採っていたのですが、それでも追い付かないということか。平坦路以外は早足で耐える。それでも一旦抜かれた人に追い付くので、早足の一定ペースで行った方が効率は良いようだ。

とちのき村のエイドではコーラとスイーツをいただく。バナナ以外エイドで食べたいものが無かったのでスイーツは美味しく頂戴した。とちのき村からは林道を野間峠のエイドまで上る。この辺りで更に腹筋も悲鳴を上げてきて、早歩きも辛くなる。急なコンクリート道の上りが苦しい。「このところ腹筋を鍛えてなかったのが如実にレースで出るな〜」と反省しつつ上りを耐えます。

野間峠からの復路は林道をひたすら帰ります。ゴロゴロと音がしだして雷が怖い。瀞川山あたりでとうとうポツポツと雨が降り出したが、結局雨に遭ったのはその辺りだけだった。瀞川山を過ぎるとほぼ下り道。胸の痛みでペースは上がらないが、前後の人も同じペースなのかそれ程抜くことも抜かれることもなく進む。途中の瀞川平エイドで青年団?の凄い応援に元気を貰う。後3km程の所から再びトレイルに入ると会場のアナウンスが聞こえてきてゴールが近いと判る。最後、後ろから一人迫って来たのでペースを落とせず汗だくでゴール。センサーチップ取り外しのため立ち止まったらそのまま固まりそうだった。「完走」と「乾燥」をかけた?「乾燥牛肉」を完走賞として頂く(笑)。

記録は

5時間24分21秒
総合      103位
40歳以上男子  68位

でした。暑さに弱い自分としては上手くマネージメント出来て最後までスローダウンすることなく走れたと思います。水分、エネルギー、サプリメントの補給を十分行った成果かな。

コースの感想
 ・序盤は緩い上りが続き、かなりの部分が走れて楽しめました。身体が運動に慣れるまであまり頑張らなくて済んだのも良い結果に繋がったかな。のっけから急登だと否が応でも頑張らざるを得ないですから。それから、最初のうちは道幅も広く、途中沢を渡る箇所でちょっと渋滞するくらいで大人数の割にはスムーズに進めました。
 ・新設の笹尾根コース
  この辺り個人的には体力的にきつかったのですが、展望と小刻みな上り下りでの走りを楽しめる良いコースでした。もう少し踏まれて笹の切り株が無くなると良いですね。暑い中道を整備していただいたスタッフの皆様、ご苦労様でした。
 ・ミカタスノーパーク辺りの下り
  急な下りが辛いですが、眼下に広がる景色を見下ろしながらのダウンヒルも楽しめました。
 ・とちのき村へのロード上り
  野間峠への林道も含めると長いですね。とちのき村までは他にコースの取りようが無さそうですが、とちのき村からは高丸山辺りへ出るルートなどもありかなと思います。
 ・復路の林道
  ずっと林道を帰るより、氷ノ山トレイルで上った木の殿堂からのトレイルを下った方が楽しめたかなと思いました。

運営
 ・この時期熱中症が怖いということで、救護班がバイクと自動車で巡回されていて、安心して走れました。
 ・エイドは30km程のコースとしてはたくさんあって、水の補給は十分だったのは有り難かったです。水が冷たくて美味しかったのが嬉しかったですね。
 ・逆にエイドの食べ物は暑い時期に欲しいものがあまりなく、バナナととちのき村でのスイーツを頂いたくらいでした。
 ・荷物預かりで貴重品を預かって貰えたのも良かった点ですね。

 スタッフの皆様、暑い中有り難う御座いました。また来年有れば出たいですね。でも、もう少し涼しい季節にして! って、それじゃあ姫ボタルのタイトルが・・・ですね。

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ガーミンの記録

距離     34.09km
平均スピード 6.3km/h
総標高差   1884m
カロリー消費 2891kcal
平均心拍   143bpm

スタート直後

瀞川山山頂

鉢伏山山頂

ミカタスノーパークへの下り

ゴールシーン

コース図(大会事務局作成)

GPSトラック