Garmin Forerunner610使用レポ その1

 加古川ラソン前に購入していたのですが、機能を覚えて使ってみる時間が無く、正月休みにやっと使ってみました。
 Garminの製品を購入するのは久しぶりです。etrex summitを購入して以来かな。昔はGPSに興味がある人しか知らない企業でしたが、カーナビなどの製品や自転車チームを持ったりして、今では一般にも知られる企業になりました。
 今まで使ってきた(これからも)Suuntoのt6cにもGPSポッドはありますが、古い製品でGPS受信感度など性能的に使い物になりそうにない感じ。Garmin ForerunnerもGPSオンでの連続使用時間など不満点も色々ありますが、610が出てGPS受信感度も上がったということで購入してみました。長時間の山歩きやレースには使えませんが、日々のトレーニング用として使う予定です。
 日本の正規代理店のものは高いので買う気はなく、海外版で日本語マニュアルを付けてくれるショップをネットで探すと、下記ショップが良さそうなので、ここで購入しました。
  VALUE IMPORT
  http://value-garmin.net/index.html
商品の発送も早く、マニュアルも
  40ページ程のガイドブック
  10ページ程のソフトウェアインストール手順
が付属し、1年間の保証もあるので、良いのではないかと思います。

ここから使用レポです。

 最初は平地の舗装路でテストしてみる方が良さそうですが、休日にロードを走ることが殆ど無いのでのっけから山での使用です。しかもGPSには厳しい熊山の屏風岩の下からです。今まで使用してきたGPSロガーでも誤差が大きく出てトラックログもばらつく場所です。
 比較のためt6cでも計測します。t6cの距離・速度計測はフットポッドでの計測。610もフットポッドは購入しましたが、GPSでの計測です。心拍計を2つ着けて歩きます(笑)
 最初は屏風岩との間の谷間を歩きます。歩き出して100mも歩くと、610の方は距離が進まなくなりました。誤差が大きい時はデータを採用しない仕組みになっているのかも知れません。ここで早くもt6cとは200m程差が出てしまいました。尾根に出ると距離も進むようになりましたが、t6cより距離が進まない感じ。(t6cの方が実際の距離より距離が多めに出ているというのもあるでしょうが。)この間オートポーズ機能をオンにしていましたが、歩く速度では頻繁にオンオフを繰り返すので鬱陶しいのでオートポーズ機能はオフにしました。山を歩くような遅いペースではあまり使えない機能なのかも。もう少し長い時間立ち止まったりした時だけストップしてくれると嬉しいのだが。
 山頂の駐車場からは林道を2つの腕時計を見ながら走ります。心拍はどちらもほぼ同じ。速度表示は610の方が低い値で距離の進み方も遅くt6cとの差が広がっていきます。t6cでも画面表示をカスタマイズ出来ますが、610は基本画面とは別にカスタマイズ出来る画面が2画面あり、表示できる項目も多数あるのが良い。1画面で4項目見られるのも嬉しい。奥吉原方面への車道の下りでも何時もGPS誤差が大きく出る所がありどうかと思いましたが、ここでも距離が進まない箇所がありました。結局終わってみるとt6cより1.4km程ショート。t6cと610の間辺りが実際の距離ではないかと思います。

t6cと610のデータを比較してみると(計測時間が3分程違います)
         t6c      610
距離       22.06km    20.69km
平均速度     6.3km/h    6.0km/h
総標高差(上り)  905m      934m
総標高差(下り)  885m      945m
消費カロリー   1444kcal    1300kcal
平均心拍数    122bpm     124bpm
最高心拍数    145bpm     146bpm
TE(トレーニング効果)  2.8      3.1

t6cの記録

610の記録
 途中休憩時に計測を止めた部分があり、その部分は違いますが、それ以外は
 同じようなチャートになっています。

610のトラックデータ
 距離が進まなかった部分辺りは誤差が大きく出ているかと思ったが
 トラックログとして見ると誤差の少ないログになっていて期待以上
 でした。GPS受信機として意外と優秀なのかも。

610のトラックデータ(高低図)
 610で収集した標高データが実際とほぼ一致しているのが素晴らしい。

その他の使用感
 ・腕時計として重い。長時間していると肩が凝りそう。
 ・タッチパネルはまだ慣れないせいかタッチミスが多い。
 ・バックライト
  t6cは数秒しかバックライトがつかないし、バックライトをつけても
  つかなかったり点滅したり暗かったりと夜間走行時の不満点でしたが
  610は点灯時間の指定も出来ますし、明るく視認性も良い。
 ・心拍計
  ベルトの脱着が首から被る形になるのが面倒。ベルトと心拍計の部分
  は脱着出来るのでベルトだけの交換可なのはt6cと同じで良い。電池
  交換はネジ止めされた蓋を外すことで行う。t6cは蓋をはめるだけだ
  が蓋が弱く外す時に割れたりするのでこの方が良い。

今のところこんなところでしょうか。またロードで使ってのレポなどしようと思います。